創作◆煌めく星空の下で、キミと。by中西京介(前)★《ダーリンは芸能人》二次創作短編 | 二次元のカレに逃避中♪

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京介くんお誕生日おめでとー照れ

ボルさんが更新停止作品のキャラをお祝いしてくれそうにないので今回もこちらでお祝いですーラブ


 

©Voltage

 

 

 

 

 

煌めく星空の下で、キミと。

by 中西京介

〜HappyBirthday2022〜

 

 

《ダーリンは芸能人》二次創作短編

 
 
 

「京介ー、こっちー」

東雲色の空の下、桟橋に停泊しているクルーザーのデッキから翔たちが手を振る。
今日4月14日はオレの誕生日で、ありがたくも所属事務所が誕生パーティーを開いてくれるという。
……が、この日一日中海尋と二人だけで過ごしたかったというのが本音だ。
しかしながら午後3時までしっかりと仕事が入っていて、それは叶わなかった。
それならせめて夕方からは…と思っていたところ、事務所が所属タレントを集めてクルージング・バースデー・パーティーを開くと言い出したのだ。
何度も丁重にお断りをしたのだが、最終的にこのパーティーは業務命令となってしまった。
どうやらファンクラブの目玉コンテンツにするつもりらしい。
誰のための誕生日だよと思わずにはいられなかったのだが。

「おつかれー。 残念だったねー」

クルーザーのデッキに上がったオレにイヤミったらしい笑みでそう言うのは同じスタプロ所属でオレたちより少し前にデビューした《RAIJIMN》のハミル。
どう見ても面白がっているように感じるのは、ヤツが虎視眈々と海尋を狙っていたのを知っていたからだろうか。

「ホントですよ、せっかく海尋とイチャつく予定だったのに」

ワザとらしく溜め息をついて挑発するとハミルはあからさまに不機嫌になった。
そこに割り込んできたのは亮太だ。

「はいはいはーい、京ちゃんはこっちー。
 ハミルさん失礼しまーす」

グイグイとオレの背中を押してそこから連れ出す。

「亮太、痛ぇよ」
「バカなの? なに挑発してんの。 センパイ怒らせたら面倒だろー?」

亮太の言うことにも一理ある。
デビューするのが少し早かっただけで先輩ヅラされるのは癪だけど、上下関係が厳しいスタプロの決まり事である以上、やり込めるのは得策ではない。
気持ちを切り替えてオレと亮太は《wave》のメンバーが居るところへと向かった。
と、同時に。

「主役が来たから始めるわよー」

オレたちのチーフ・マネが第一声を放つ。

「「「京介、誕生日おめでとー」」」

それからメンバーたちの祝いの言葉と、次々に鳴るクラッカー。
それから間もなくして、ゆうに1m四方はあるバースデーケーキを乗せたワゴンをスタプロJr.たちが押して出てきた。
が。

「え、ちょ」
「誰よ、勝手に蝋燭を増やしたの!」
「京介、何歳だよー」

普通なら年の数だけあるはずの蝋燭が何故かその倍以上あって、驚きの声やからかいの声があがる。
ふと周りを見ると《RAIJIMN》のメンバーがニヤニヤと嗤っていた。

(ヤツらの仕業か)

幼稚園児のイタズラかよ…と思いながら何とか全てを吹き消す。
極力相手にしないでおこうと思い、ヤツらの動向に注視しながら次々と来る祝いの挨拶に応えていた。
幸いなことに連中はそれ以上何も仕掛けて来なくて、クルーザーは東京湾を周遊していくのだった。

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ここまで一旦アップしまーすてへぺろ