レポ◆誓いのウェディング・キスwith夏輝②《ダーリンは芸能人forGREEイベ》 | 二次元のカレに逃避中♪

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今年6月に行われた《ダーリンは芸能人ドキドキforGREE》のジューン・ブライド・イベのレポです。

思いっきりのネタバレですので、ご注意を。












【誓いのウェディング・キス with 夏輝】step2



私のウォーキングの練習は、専属のトレーナーが教えてくれることになっていた。

トレーナーからレッスンメニューの説明を聞いていると、ドアをノックする音が。


デザイナー

「お邪魔しまーす」


入ってきたのはデザイナーさんだった。


主人公

「はじめまして、○○です。 よろしくお願いします!」

デザイナー

「こちらこそ、よろしくね。 本業がモデルじゃないのはわかってたんだけど、あのドレスには

絶対○○ちゃんしかいないって…ワガママ言っちゃってごめんなさいね」


デザイナーさんは人懐っこい笑顔を振りまきながら、私のすぐ近くまで歩いてくる。

私はその歩き方を見て感動してしまう。


(さすが元モデル…私もこんな風に歩けるようになれるのかな……)

デザイナー

「今日は、○○ちゃんにコレを渡しに来たのよ」

主人公

「え…?」


驚く私の目の前に、デザイナーさんは靴の入った箱をそっと開けて見せてくれる。


デザイナー

「これね、私の私物なんだけど、是非○○ちゃんに使ってもらいたいの」


それは高級ブランドの特注品で、ヒールの高さが15センチもあるドレス用の

真っ白なパンプスだった。

ストラップにはキラキラ光るラインストーンが散りばめられたリボンも付いている。


主人公

「これを……私に貸していただけるんですか?」


私が半信半疑で聞くと、デザイナーさんがにこっと笑って言った。


デザイナー

「実は、私も自分の結婚式で聞いたの。《something four》の借り物は縁起がいいのよ?」

主人公

「ありがとうございます!」


私は両手でパンプスの入った箱を受け取って頭を下げた。


デザイナー

「ほんと、○○ちゃんって私のイメージ通り。靴のサイズも一緒でよかったわ~!

 じゃあ、あっちのお部屋で採寸しちゃいましょ」


私はデザイナーさんとともに部屋に向かった。



゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚



練習を終えて外に出ると、夏輝さんの車が止まっているのが見えた。

私に気づいた夏輝さんが、車から降りてこちらに向かってくる。


(……夏輝さん、待たせちゃったかな……)


私が走って夏輝さんに駆け寄ろうとした時、突然、誰かに声をかけられる。


京介

「あれ? ○○ちゃんじゃん?」 ←きゃ~~~っ、京介ぇ~~っо(ж>▽<)y ☆

亮太

「こんなところで何やってんの?」


Waveのメンバーが揃ってスタジオのほうに向かって歩いてくる。


一磨

「俺たち、これからダンスレッスンなんだけど、もしかして○○ちゃんもダンス?」


私が立ち止まってWaveのみんなと話しているのを見て、夏輝さんが足を止めたのが見えた。

夏輝さんはそのまま柱にもたれるようにして待っていてくれる。


「○○ちゃん、ダンスの練習もしてるんだ、えらいね」

主人公

「あ、いえ……」

(モデルをするなんて言うの、ちょっと恥ずかしいな……)

「えっと……ここでデザイナーさんと打ち合わせがあって……」

               ↑どっちの回答でもモデルをすることを意味してると思うんだが。

亮太

「え? デザイナーって○○ちゃんモデルするんだ?」

義人

「……ウェディングドレス、とか?」

主人公

「えっ、どうして知ってるんですか?」


私が思わず大きな声を上げると、義人くんがボソッと言う。


義人

「…さっき、ショーのデザイナーとすれ違ったから」

主人公

「あ…」

「何それ、すっげー見てみたい!」


その途端、Waveのみんなが騒ぎ出す。


一磨

「○○ちゃんのドレス姿かぁ、きっと似合うと思うよ」

亮太

「ほんと、早く見たいよね」

京介

「俺はドレス姿の海尋ちゃんの隣に立ちたいけどね」 ←うん、是非とも(///∇//)


すると、ふと後ろを向いた翔くんが、夏輝さんの姿を見て驚いた声を出す。


「あれ、夏輝さん? 夏輝さんじゃないですか!」


声を掛けられて、夏輝さんもこっちにやって来る。


夏輝

「久しぶりだね、みんな元気だった?」

一磨

「夏輝さんも、ここのスタジオでお仕事ですか?」

夏輝

「いや……ちょっと人に会いに……」


夏輝さんが少し困ったような顔をして答えた。


亮太

「今ね、○○ちゃんがウェディングドレスのショーに出るんだって、

 みんなで盛り上がってたところなんですよ」


話をふられた夏輝さんは、チラッと私のほうを見た。


夏輝

「……そうだね、似合うんじゃないかな」


夏輝さんは落ち着いたトーンの声でそう言うと、また興味のなさそうな顔をしている。


(……夏輝さん、待たせちゃって怒ってる?)

            ↑それははやたんだけだと思うな。夏輝はそんな器の小さい男じゃないでしょーっ?

義人

「……そろそろ、時間」 ←もしかして、感づいてる?と思うのは私の気のせい???

「それじゃあ○○ちゃん、ショー頑張ってね」


私に手を振って、Waveのメンバーはレッスンスタジオへと向かって行った。


主人公

「すみません、お待たせしちゃって……」

夏輝

「全然待ってないよ?」


そう笑顔で言うと、夏輝さんは私の荷物をスッと持って私の前を歩きだす。

私は夏輝さんの背中を追いかける。


主人公

「デザイナーさん、とってもいい人で、私に私物のパンプスを貸してくれて……」

夏輝

「そっか…よかったね」

(…やっぱり、ショーとかドレスの話はつまらないのかな…)


私は前を歩く夏輝さんのスピードについていけなくなる。

と、夏輝さんが振り向いた。


夏輝

「ごめん、歩くの、速かった?」


そう言うと、夏輝さんは手を差し出した。


(夏輝さんは、いつも通り優しいのに……)


音楽以外の仕事にあまり関心がないのはわかるけど、夏輝さんは私との結婚なんて何も意識していないように感じてしまう。

私が差しだされた手を前にうつむいていると、夏輝さんが言った。


夏輝

「大丈夫、もう暗いし…誰もいないから」


夏輝さんは、私がためらっている理由を人目を気にしているからだと勘違いしているようだった。


(私の考えすぎだ…まだ付き合い始めたばっかりだもんね。結婚なんて意識しなくて当たり前だよ…)


そう思って気を取り直すと、私は夏輝さんの手をそっと握る。

繋いだ手を、夏輝さんも優しく握り返してくれる。

夏輝さんはさっきよりもゆっくりとしたスピードで私の隣を歩いてくれた。




~ to be continued ~