今年4月に行われたイベント 【2人だけの桜デート】 のレポです。
書きかけの妄想小説は山ほどあるんですけど、全て途中でネタ切れを起こしてしまって。
ってことで、レポを載せるすることにします。
思いっきりネタバレありなので、ご注意ください。
選択肢は私が選択したものを掲載しています。
【2人だけの桜デートwith京介 プロローグ】
(なんか、急に京介くんに会いたくなってきちゃった)
主人公
「じゃあ、私そろそろ行くね」
真
「え、もう?」
「うん、事務所に顔出す前に、一回マンションのほうに寄りたいから」
真
「ふーん……また、こっちにも帰ってきてよね」
主人公
「まーくんが、いい子にしてたらね?」 ← それ、親が小さい子供に言う言葉でしょ
真
「あ、何それ。ボク、いつもいい子にしてるじゃん」 ← 中学生にもなって自分でいい子って言うなよ…
主人公
「ふふ、わかってるよ」
むくれるまーくんに笑顔を見せると、私はカバンを手にした。
主人公
「じゃあね、いってきます!」
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主人公
(あったかいな……もうコートはいらないかも)
そんなことを考えているうちに一人暮らしをしているマンション前に到着。
主人公
(あ……京介くん)
ちょうど、玄関から京介くんが出てきた。
京介
「おはよ。何、どっか行ってたの?」
主人公
「うん、昨日、夜実家だったんだ」
京介
「ああ、どうりで」
主人公
「え?」
京介
「あ、いや……昨日、帰ってきたとき○○ちゃんの部屋に電気ついてなかった気がしたから」
(京介くん……気にしててくれたんだ)
主人公
「今日からはまたこっちなのでよろしく」
私が冗談ぽく笑ってそう言うと、京介くんもフッと目を細める。
京介
「……了解。じゃあ、また」
主人公
「うん、またね」
(朝から、京介くんに会えるなんてラッキー。今日はいい一日になりそう!)
立ち去っていく京介くんを見送ると、私は軽い足取りで、マンションの中へと向かった。
【2人だけの桜デートwith京介 step1】
主人公
「うわ…恥ずかしい!」
テレビに目を向けると、画面に自分の顔がアップで映し出される。
先日、撮影した音楽番組をみんなで鑑賞しているところだった。
社長
「うん、こうしてみると、やっぱり○○ちゃんはテレビ映えするなぁ」
桃瀬
「あら!アタシのメイクの効果もあるのよ。もちろん素材がいいからってのもあるけど」
主人公
「なんか…未だに自分の姿をテレビで見るのって、慣れないかも……」
山田
「何、言ってるんだ。どう映るか、自分を研究するのもプロの仕事の一つだぞ」
画面の中の私は、小花柄を散らしたワンピースを身につけて、歌に合わせてリズムを取っているところだった。
桃瀬
「やっぱり、このピンクのチークにして正解ね。ワンピースとすごく合ってる。でしょ?徹平ちゃん?」
山田
「俺はそういうことは、よくわからない」
桃瀬
「あらー?たった今研究するのもプロの仕事だって言ったばかりじゃない!」
山田
「……まぁ、いいんじゃないか?」
桃瀬
「『まぁ』、じゃないわよねー!○○ちゃんだって、徹平ちゃんにはしっかりチェックしてほしくない?」
(モモちゃんにかかると、さすがにクールな山田さんもかなわないみたい)
主人公
「私は……やっぱり山田さんにもチェックっしてほしいです」
桃瀬
「ほらねー。徹平ちゃん」
主人公
「山田さんは、私をスカウトしてくれた人だから……見てくれると安心だし」
桃瀬
「聞いた?徹平ちゃん!○○ちゃんってけなげよね~。そこが○○ちゃんの魅力でもあるのよね?」
山田さんはコホンと咳払いをして、頷いた。
(あれ?もしかして照れてる?山田さんでもそんなことあるんだ……)
そのとき、画面からキャー!と歓声が沸いた。
Waveが登場したのだ。
(うわ……相変わらず、すごい人気だな)
一面の桜が満開に咲くセットの中で、メンバーの5人が歌い出す。
桃瀬
「桜吹雪の中の、Waveもステキねー!」
うっとりと画面にくぎ付けなももちゃんの横で、私は京介くんを目で追っていた。
京介くんはカメラを捉えると、流し目をしてみせる。 ← うわー、想像しただけでドキドキだぁぁ
(う……さすがセクシー担当……ファンの子はみんなこれにやられちゃう……って、私もだけど)
山田
「桜がよく似合う、いい歌だな……」
桃瀬
「あ!桜って言えば、テレビ局のすぐ近くの公園で桜祭りがあるわよ!」
主人公
「桜祭り……ですか?」
桃瀬
「そうよ。春っていえば桜、桜っていえばお花見よ!心躍る季節よねぇ」
うきうきするモモちゃんを横目に見ながら、私も心なしか弾んだ気持ちになる
(……お花見かぁ。忙しさで季節を忘れがちだけど……私、桜って大好きなんだよね。そっか、もうお花見の季節なんだ…)
そこで、メールの着信音が鳴った。
見ると、画面に『京介くん』の文字が点滅する。
『今日、着込みすぎて、失敗した。すげぇ、暑い』
汗マークの絵文字を見ながら、クスリと笑ってしまう。
『どんまい!急にあったかくなったもんね。もうすぐ桜も咲きそうだし、楽しみだな』
私は文章を打ち込みながら、最後に桜の絵文字を入れた。
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Waveの楽屋で、京介は携帯を開いていた。
ピカピカと点滅する、桜の絵文字を眺めている。
京介
「桜、ねぇ……」
つぶやきながら、画面を見て何かを考えている。
そして、パタンと携帯を閉じた。
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次の日、私は撮影のためにテレビ局に来ていた。
廊下を歩いていると、向こうから翔くんと亮太くんがやってくる。
亮太
「あ!○○ちゃんだ!」
翔
「○○ちゃん、おはよう!」
主人公
「おはようございます」
翔
「ちょうどよかった。○○ちゃんを呼びに行こうと思ってたんだよ」
(え?何だろう?)
亮太
「ほーんと、以心伝心ってヤツ?」
翔
「あとでオレらの楽屋に来てくれる?」
主人公
「う、うん…わかった」
(オレらの楽屋って……Waveの楽屋ってことだよね?) ← 当然でしょー?
~to be continued~