GDPの順位がドイツ🇩🇪に抜かれて
日本🇯🇵は4位に落ちました。

日本の人口の減少にあたりGDPの低下は致し方ないこと、
という声も聞かれます。

しかしドイツとの違いは何なのかを考えるべき時だと思います。

日本は戦前・戦時中・戦後と個人より集団で、組織で強くなって来ました。
それは、個人を犠牲にして、国民全体の利益を考える、といった教育でした。

人口が減り、
競うことを止め、標準化を目指した教育が個の強さを妨げ、

今や日本は、集団でも、個人でも、世界🌎の中で戦えなくなってしまったと思います。

ドイツは、個人の幸福を大切にし、働いていない時間を大切にし、働いている短い時間を徹底的に効率化し集中することで生産性を高めて来ました。

日本は、企業が従業員を拘束することで、忠誠を示させています。無駄な会議や打ち合わせが多い。

ドイツは企業の利益を給与に反映させて、労働意欲を高めますが、

日本は法人税を減税し、消費税を上げ、企業の利益は内部留保に回してしまいます。

働き方改革の法案のきっかけとなった
広告大手電通の違法残業事件で過労自殺した24才の女性社員、
また、医療業界でも、働き方改革が施行されるきっかけとなった
神戸市東灘区にある甲南医療センターに勤務していた26才の若手男性医師が過労自殺するという事件がありました。

日本の勤労に対する考え方は、正していくべき問題であることは明らか。

入念な調査に基づいた作品を手がけた山﨑豊子先生。
私は彼女の作品のファンでもありますが、有名な小説「白い巨塔」は、私が生まれる前に出版された作品ですが、主人公の外科医・財前五郎は、医療行為そのものではなく、教授選や医療裁判、海外での国際会議への渡航などに忙殺され、自己の健康管理ができずに亡くなった。これも過労死です。

半世紀たっても、何ら変わっていないのです。
時代の流れは変わっているのに。

日本企業は、有給休暇が少ない、まとめて取り難いため、政府は祝日を増やして対策していることに対して、生産性が低下すると警鐘を鳴らす輩も存在しますが、殊、日本に関しては、祝日はサービス業界の掻き入れ時になりますが?と思う。
旅行に行く人達は、地方にお金を流通させるし、
買い物や外食が増えれば、やはりお金が流通します。
日銀が金利を低くするのは、貯蓄が好きな国民性の日本人がお金を流通させて、景気を促す目的もあるのに。
一概に生産性の低下を危惧するのは、やはり企業の経営者なのだろうし、そうした昭和から続く価値観をマスコミを通じて国民が真に受けてしまい、異口同音に右に倣えになっているような気がします。

考え方を変えるべき時が、
休みの日数を増やし、働く日数を減らし、むしろ、働いてる時間内での集中的な生産性の高め方について、効率化についてシフトして行くべき、考えるべき時が来ていると思います。

これは、私の個人的な考え方ですが、
以下に、一部引用した資料も挙げておきます。

私としては、祝日でどこもかしこも混むより、
自由に一カ月くらいの長期のお休み取らせていただけた方がよいと思うけど。
企業はむしろ、自由に一カ月くらいの長期のお休み取られたら、あれ?今日、誰もいない、となって困るんじゃないかな。
そこは被らないように、交代でってことになるんだろうけど、本来は、個人の自由で会社は介入できない、介入できるから、休めないで過労死に繋がる。
それなら、企業としては、決まった祝日で予定が見越せて、取引先も休みで、祝日の方が都合がいいはずだと思うんだけどな。何で生産性が、とか異議を唱えるんだろ?




※ GDPとは、「Gross Domestic Product」の略で、「国内総生産」のことを指します。 1年間など、一定期間内に国内で産出された付加価値の総額で、国の経済活動状況を示します。 付加価値とは、サービスや商品などを販売したときの価値から、原材料や流通費用などを差し引いた価値のことです。

https://youtu.be/Lzkwe-uGQTg?si=P0QOMnh3U4qCl3fU

 (抜粋)

日本は休みが多いと言われても、実感がわかない人がほとんどだろう。
実は祝日のような「一斉休み」の多さが、逆に長期休暇の取得を妨げている。
個人の判断で、休むときは大いに休み、働く時は大いに働く。
そんな生産性を上げる効率的な働き方を追求する時代が来ている。


 (抜粋)

日本はバブル経済に突入、「24時間戦えますか」という三共(現第一三共ヘルスケア)の栄養ドリンク「リゲイン」のCMソングが大ヒットしたりした。日本の経済成長を支えた一因が長時間労働にあったことは自他共に認めるところだ。

(抜粋)                                                                「ドイツ人は働かない」というのが定説になっていた。組合が強いため、残業は拒否、長期休暇をたっぷり楽しみ、手当も充実している。ちょうど日本と正反対といえる状況だった。

(抜粋)                                                                 長期休暇を楽しみ、さらに労働時間短縮を進めているドイツの方が、1人当たりGDPの伸び率が高いというのは何を意味しているのだろう。単に労働の時間量ではなく、労働の質、つまり働き方に大きな違いがある、ということではないか。


https://wedge.ismedia.jp/articles/-/2247?page=3&layout=b

(概要)

ドイツや北欧諸国は労働時間は短いが生産性は非常に高くなっています。例えば、ドイツでは、無駄なことは一切やらないという考え方が浸透しており、仕事に対して効率的で合理的なアプローチをとっています。 具体的には過剰なサービスや報告書をしない、仕事の依頼や目的を明確にする、時間を決めてテキパキと仕事をこなすなどです。さらにドイツでは、高度な技術や専門性を持った労働者が多く、製造業や工業などの付加価値の高い分野で優位に立っています。

反対に日本はどうでしょう。無駄な会議、仕事の為の仕事、イノベーション不足など正反対の状況となっています。2024年以降、企業が生き残っていく為には、ドイツ型のマネジメントが必要であり、それなくしては今後、衰退していく日本というマーケットで生き残る事は困難だと考えます。