これは、私の個人的な見解で、正しい見方とは限りません。偏っているかもしれません。
見逃し配信サービスでドラマを見ました。
また、それより前にLINE漫画の無料配信で、原作も読んでいました。
芦原妃名子先生は、ドラマ実写化した作品を2本持つ、
人気漫画家さんです。
「砂時計」は、幼少期から成人するまで、田舎と都会と幼馴染と胸キュンとリアルと、考えさせられる漫画でした。
「セクシー田中さん」は、「砂時計」とはまったく違うテーマとストーリーと絵柄で、おそらくマイノリティの生きづらさをテーマに描いていたような気がします。マイノリティの人達への応援する気持ちもあったのかもしれません。
漫画の主人公、田中さんは、おばさんにわざと描写していて、多少の醜悪さも醸し出しています。たぶん、それがリアリティであり、現実味で読者に共感を促したかったのかもしれません。
ところが、ドラマのキャスティングされた田中さんは、美人で可愛くてナイスバディなんです。
芦原妃名子さんは、ドラマ化の条件として、まだ執筆中で完成していないので、視聴者が漫画とドラマで先入観を持つようなイメージ操作はやめて欲しい、キャスティングも台本も原作に忠実であることを条件としたのに、何一つ守られなかったとtwitter = Xで呟いていたということです。
ラストの二話は、芦原妃名子さんが脚本を手がけたそうですが、確かに、ラストはお見合い相手が登場して、田中さんのハッピーラブストーリーではなくなるようにしてあります。
それは、急展開なので何となく違和感はありましたが、このお話しは、ラブストーリーがメインじゃないのに、テレビ局と脚本家が操作してラブコメディ仕立てにしてしまったんですよね。視聴率のために。
芦原妃名子先生に、耳に入るような中傷や揶揄があったのかもしれません。
執筆を続けることが出来ないまで、追い詰められたのかもしれません。
結果として、大物漫画家の芦原妃名子先生は、自死されたのです。
追い詰められていく人の気持ちに、周りは無関心すぎる。
彼女を止まらせる手立てはなかったのだろうか。
作品をテレビドラマ化するべきではなかったと思う。
「砂時計」の時と比べて、テレビ局は今お金がないんです。
YouTubeに視聴者もスポンサーも流れています。
それを芦原妃名子先生は見誤ってしまったのかもしれません。残念です。