感想です。

主要キャストの3人はアメリカ人、韓国人、日本人で、

題名は「I Come with the Rain」

なのにフランス映画

まぁフランスは監督の活動拠点ですけどね。

今作は、キリストの受難を題材としているだけあり宗教色がかなり強かったと思います。

お話はクライン(ジョシュ・ハートネット)が、シタオ(木村拓哉)の父親から

息子を探して欲しいと依頼を受けるところから始まります。

刑事だった頃のトラウマと戦うクライン

他人の傷(痛み)を引き受ける事が出来るシタオ

そして、限りなく悪い香港マフィアのボス、ドンポ(イ・ビョンホン)

そんな三人の運命が絡み合っていく

ドンポの愛する女リリ役にはトラン監督の奥様(トラン・ヌー・イエン=ケー)です。

映像は今までのトラン監督作品には無い、痛いモノや、気持ちの悪いモノがあり

観ていて気分が悪くなる方もいるかも・・・

題名にもある『雨』ですが、今までのトラン作品にも多用されてきた自然現象の一つで

今作においてもその存在感は強かったように思えます。

作品全体の流れは、いきなりクラインの記憶が出てきたり、飛んだり跳ねたりの

パッチワーク的な印象が強く、今までのトラン監督のファンは少し?な印象を受けたはずです。

危惧していた事は起きてしまったという感じがします・・・

どうしても商業的になると失われてしまう味ってあるんですよね。

『ノルウェイの森』で持ち直してくれるのか、なんとも言えません。