◆あらすじ◆
浪士組結成の献策をした清河八郎と対面した勇は、彼の熱意に感動する。
入隊受付の日、浪士達は予定数を超えて熱気とともに集まる。
勇から江戸残留を言い渡されていた総司は、前髪を落とした姿で現れ同行を懇願する。
◆みどころ◆
ついについに新選組の前身、“浪士組”の言葉が!
多摩編が長い、という視聴者の声もちらついていたそうです。
まあ、“新選組”の活躍が見たければそうなるのでしょうが、
多摩時代をじっくり描いていたからこそ、今までにない新選組のドラマになっているのです。
そもそも“新選組”のみせ方が違うのだ。
“新選組”が活躍している姿を見せるのがメインではないのですから!!
若者たちの苦悩を、友情を、新選組に懸けた熱い思いを!!
多摩編をじっくり見てこそ、彼らに強く共感できるのです。
さて、ヒュースケンの回以来の清河八郎登場。
相変らず胡散臭い(笑)
清河は山岡鉄太郎(のちの鉄舟)宅に居候しているという。
山南:「居候が時代を動かすわけですね」
清河のことを言ったのでしょうが、
時代を動かす居候は他でもない、試衛館に居候中のあなた方ですよ・・・!
清河の話を聞いて、自分の道が見えた勇。
BGMに『新選組!』メインテーマが流れます。
いいねえ、この曲が流れるとワクワクします!!
蕎麦を食べながら土方に浪士組のことを話す勇。
「決めたのか?」と歳。
「決めた」
「(微笑む歳)」
優しげな表情で自分のことのように嬉しそうな歳。
ああ・・・・・いいです。
ですが道場主の勇、周助の許しが得られるかどうか・・・。
周助:「子はな、親に迷惑をかけるもんだ。
親は子に振り回され、振り回された分だけ子を愛おしく思う。行って来い・・・!」
いい台詞です。
普段ちゃらんぽらんな感じの周助、ここぞ!!という時のギャップがまたいいんだな。
さすが、田中邦衛!
行く気満々の総司でしたが、
「塾頭は道場を守るのが仕事だ」と勇。
「何でいつも俺ばっか、子ども扱いなんだよ・・・!」と出て行ってしまいます。
勇:「総司は剣がたつ。剣がたつだけに危険な目にもあいやすい。総司をあの若さで死なすわけには・・・」
歳:「皆、近藤さんの思いをわかってやってくれ」
勇の優しさ、今後の総司の運命・・・。
色々切ないです。
さっきから左之助の発言が皆にことごとく無視されているのが笑えます。
さて、参加メンバー集って呑み屋へ。
左之助、猪木のものまねしております。
首に赤いタオルならぬ手ぬぐいまで下げている(笑)
いいのか!?
清河について話す面々。
歳はどうも信用できない様子。
「裏があるんじゃねえだろうな。清河の策にのせられるのはご免だぜ」
うん、冴えてますね。
さすが副長!
↓↓眉間のしわがたまりませんです。
前回までの歳は、ぶらぶらしていたり女で問題起こしたりと“しょうもない”感じでしたが
勇が京行きを決意してから変わりました。
皆を仕切って勇をたてる。
すでに皆の前では勇を「近藤さん」と呼んでいる。
副長の片鱗が現れはじめましたね。
浪士取扱に任命されている松平上総介について。
山南:「講武所の一件でご存知なのでは?」
勇:「主税助(ちからのすけ)なら知ってるが。嫌な男だった」
えっと、同一人物です。
「そちらの松平はどうなんです?」と永倉。
“そちらの松平”、ツボですwww
変名する人が多いこの時代。
混乱するんだ、ほんと(笑)
本当に信用できる話なのか、疑いが拭いきれない面々。
左之助の提案で“松平”に会いに行くことになるのです。
“松平に面会して説明を求める”
これも史実ですが旗本が無名の浪士の面会を許可するなんて、結構いいやつなのでは・・・?
講武所の一件、このあとの仮病辞任と印象が転々するお人だ。
松平上総介(=主税助)の登場。
(・・・こいつだよ)という顔の勇。
「主税助様はいつから上総介様に・・・?」
ツボです、同感ですwww
「その意気込み、松平ちか・・・・上総介、しかと承った」
本人も間違える、っていうねwww
この変名のくだりがしつこい(笑)ので、三谷さんも混乱したクチなのでは?
試衛館に戻るといきなりおミツさんに竹刀で打たれる勇。
ミツ:「弟から聞いたわよ、京に行くらしいじゃないの!」
歳:「早いな!」
出ました、歳の突っ込み(笑)
「自分たちばっかり面白いことして!」と怒るミツに、
「なにしにいくか、わかってますか?」とバカにしたような山南さんの言い方が(笑)
うまいなあ、堺さん。
当時はTVではほとんど無名だったはず。
・・・と、ここまで回想シーン。
序盤から、回想している勇のおでこになにか貼ってあったのはこのおミツさんの竹刀のせいだったのですね。
文久3年2月4日。
伝通院に集まる勇たちと浪士たち。
予想を上回る人数に上総介、仮病を使って任務放棄(白目www)。
勇たちも頼みの上総介辞任でなすすべなく混乱の中、待ちます。
そんな中、芹沢や粕谷新五郎、殿内義雄らも登場する。
やっと清河が皆の前で何か話し始めますが、浪士達がどよめいており
「聞こえない・・・・・」と勇。
これだけの人数が集まったんじゃ、この日の伝通院はまさにこんな感じだったのでしょう。
「聞こえない」のは当たり前なんだけど、こうして言われてみないと気づかない。
通常のドラマならきっと、どよめきをバックにしつつも清河の話が聞こえてくるでしょう。
なんだかすごくリアルな当時を垣間見れた、さすがの三谷脚本。
何気ないけどいいエピソードだったと思うな。
試衛館に戻ると、なんと月代を剃った総司が・・・・!
総司の思いに打たれ、皆は連れてってやろうと勇に掛け合う。
歳:「総司、おまえここで泣いたら台無しだからな」
「近藤さん、総司は俺が責任をもって預かる」
総司:「土方さん・・・・・(涙をこらえウルウル)」
私も心の中で「土方さん・・・・・(;△;)」でしたよ。
ああ・・・・・いいですね、もう最高です。
歳:「向こうじゃ何が待ってんだろうな、俺たちを」
うう。
ワクワクする、それだけじゃない感情がこみ上げてきます・・・!
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