◆昼間の眠気がとめられない経験に心当たりのある方は要注意です!?
43歳メタボで、営業職の知人は、夜中2時頃に寝付く生活スタイルで、仕事中、急に眠くなることもありました。その時は、単なる寝不足と考えて過ごしていましたが・・・ある日、居眠り運転で事故を起こしました。彼の眠気の原因は睡眠時無呼吸症でした。
睡眠障害というとまず、不眠症が思い浮かびますが、働き盛りに多いのは日中、異常な眠気に襲われる「過眠症」(睡眠が異常に多くなる疾患(睡眠障害)。)です。
今日のA: (2)過眠症
20~59歳勤労者の約1割が相当するといわれています。「深夜労働や交代勤務で体内時計が狂うことで生じる睡眠障害」や、2003年2月に起きた山陽新幹線の居眠り事故の原因として知られる「睡眠時無呼吸症候群」、そして「周期性四肢運動障害」が代表的な原因と診断される睡眠障害です。
「睡眠時無呼吸症候群」は眠っているあいだに舌の付け根や軟口蓋(のどちんこ)が緩んで気道をふさぎ、大いびきと同時に10秒程度の呼吸停止が起こるものです。重症者では1時間に30回、ひと晩で200回以上も呼吸が止まる。隣で寝ている家族は堪ったものではないが、本人はまったく気づかない。覚醒反応で自動的に気道が開き呼吸が再開するからです。
専門外来の初診患者のほとんどは、真剣な面持ちの妻と不承不承顔のご主人というコンビが多いのですがなぜでしょうか?
・・・・・ なぜなら、本人は気付かず、気付くのはベットパートナーだからです。
ともあれ睡眠中に覚醒反応が起こるのですから、当然、眠りが分断され睡眠の質が極端に悪化します。早寝を心がけても昼間の眠気を抑えることはできません。居眠り運転の頻度が重症者で3.5倍、軽症者でも2倍以上高いことがわかっています。高速道路の渋滞運転の時、ふっと眠りに入ることがありますよね。マイクロスリープ(数秒から数十秒にわたる眠り)といわれる睡眠状態で、過眠症です。
