◆ 西洋医学の睡眠薬は、人工的な眠りに対して、漢方薬には「睡眠薬」はありません。東洋医学の思想自体が、西洋の部分部分でなく、身体全体のバランスを整え、自然治癒力を高めることを目的としています。
漢方薬は生薬ともいわれ、自然の植物などから抽出されたもので、副作用も正しい見立てならば(←ここがDrの腕)西洋のように強くないです。韓国で動物実験を行い、漢方薬が自然に近い眠りに効果があったという報告はありますが、EBMといわれる効果を立証するものは、ありません。長年の症例から現代まで引き継がれてきたものです。
ときどき「漢方は安全」と言い切る人がいますが、これも見立て次第だと思います。植物のエキスを服用しているわけですから、体を冷やさなければいけない状態の患者に、暖める処方をしたら副作用以上の反応が起こるかもしれません。
参考までに、漢方薬を食べ物として摂取するには、「薬膳料理」を食すればいいのですが、疲労回復に効果があるのは「百合根」だそうです。
最後に不眠症に処方される漢方薬は
加味帰脾湯(カミキヒトウ)
酸そう仁湯(サンソウニントウ)
などです。
