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 ◆今書店に行くと、「早起き仕事術」「早起きで試験合格」といったような本をみかけます。確かに地球の自転リズムに合わせた覚醒睡眠リズムは、一番この地球に生きる動物として理に沿っています。しかし「過度の早起き」は、本当に脳と体の疲れが取れているのか?ちょっと考えてみてください。


  コルチゾールというストレスホルモンがあります。これは覚醒時にピークに分泌します。いわゆる「戦闘モードにさせる」ホルモンです。朝5時に起きる人と朝10時に起きる人では、前者のほうがコルチゾールの分泌レベル高まりが、1日中高まっています。これは高ストレス状態が続いています。「頑張って早起き」の時点で、すでにストレスを受けています。


  ストレスは長く続くと、うつ状態や免疫機能の低下などおこします。コルチゾールは、気分や集中力に影響を及ぼし、蓄えられているエネルギーを放出してストレス状況に対処し、炎症を減らすことで痛みに対する感度を下げます。しかしこの状態が続くと、体に負荷がかかりマイナスになります。


  いまは、季節的に夜明けが早いので、「先生、私は5時半には散歩で太陽光を浴びていますよ!」と頑張る人もいます。彼は30歳代で、資格勉強のために、朝の時間を勉強時間に当てています。しかし長期間にわたるならば、高ストレス状態として体が対処していること=脳疲労による生産性低下=休養としての睡眠の必要性が必要になります。


  巷で入手できる睡眠情報一つとっても、色々な立場の方々が発信されています。健康な状態になることが目的ですが、「その情報は自分にあった内容なのか?」という自問自答が必要です。でなければ、巷の情報に振り回される結果になることもあるかもしれませんそこが、私のような睡眠指導士が求められる点だと思います。