こんにちは
Sleeping Beauty の渡辺千尋です。


続きです。

第2希望のM大から第1希望のW大受験までは4日。
その間にD大(第6希望)とB大(第5希望)の発表があった。

長女は18年の人生で1番辛い毎日を送っていました。
私も48年の人生で1番辛い毎日を送っていました。

私は自身が辛いのではなく、長女と次女が辛いのを見るのが、辛いのだ。



私「Mちゃんは今が人生で1番辛いんだって」

次女「じゃあ2番目に辛かった事ってなぁに?」

長女「えっ?何かなぁ?今が辛くて思いつかないけど。あっ修学旅行かな」

次女「Sに言われた時じゃないんだ」

長女「あー思い出せなかったよ」

私もその時、次女と同じ事を思っていました。
18年の人生で2番目に辛いのはSにコテンパに言われた時じゃないんだと。
この子は1年間必死で勉強し、その想いを消化して行ったんだ。

D大の発表をパソコンの前で長女と一緒に確認した。
不合格。これで3つ目。
D大はセンター利用した大学だ。
模試ではK大もD大もA判定だったのに❗️

この時点で私はかなりヤバイなと感じてハートがドキドキしてきていました。


長女も同じ事を思っていたが、口にはしなかった。



長女「私はW大受験まで1校も決まってなくても、お母さんが死なない限りは絶対に大丈夫。
W大だけ合格すればいいんだから」

彼女は自分自身を必死に奮い立たせていたのだろう。
そして、予備校に電話します。

合否の報告は不合格の場合には本当に酷な作業です。
だって彼女はまだ不合格しか報告していない。

彼女は不合格をみても、決して泣かなかった。
『私が行きたい大学はW大だ』
と言う強い想いが彼女を支えていたように私にはみえました。

そして、長女はこの日もサッと頭を切り替えて勉強する。

W大受験前日、私が倒れてしまった。
頭痛と吐き気で起き上がれなくなってしまったのだ。

この日はB大の発表日。
10:00に発表だったが、私は起き上がれなかった。
もう、不合格を見たくなかったんだと思う。

長女は1人で確認して、予備校に電話をするときに、やっとの思いで起き上がったら、合格だった。
初めてもらった合格‼️
私は涙が溢れました。
長女は第1希望の前日にやっと合格を頂けたのだ。
やっと予備校の先生に合格を伝えられた。

私はこの日、ずーっと頭痛と吐き気で何も出来ずにベットで過ごしていた。

そして夜、こんな会話をした。

 私「Mちゃんはこの1年間、本当によく頑張った。 大切なのは結果じゃなくて、そこに至る過程だよ。
あれだけ頑張れたのだから、もうあなたは大丈夫。 
どこへ行っても何でもできるよ。Mちゃんはお母さんの自慢の娘だよ。とても誇りに思う。S先生との事も自分の中で解決出来たんだね。偉かったね。
今日、お母さんの具合が悪くなってごめんね。
明日はリラックスして行ってらっしゃい」

長女「私はW大の発表の日に受かっても落ちても学校に報告に行くよ。担任の先生とS先生にお礼を言いに行くって決めてるんだ」

彼女はこの1年間、ずーっと勉強して自分自身と向き合ってきました。
わからない問題があり、全部間違えていても、出来る様になるまで何度も何度もやり直した。

落ち込んだり、後悔したりする時間は勿体ない、気持ちを切り替えて、とにかく前を向いてやり続ける。
それと同時に感謝をするってどう言う事なんだろう?
と自分自身に問いかけていたのでしょう。


明日は名門中の名門。
全国の受験生が憧れのW大‼️
そして、人生最後の大学受験の日。

長女の実力が存分に発揮できる事を願って私は浅い眠りについた。

⑩に続きます。

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