今日は山ちゃんのマラソン大会でした。

去年は300メートルだったが、今年は2倍の600メートル。

ながっ!

練習は1年間ちょっとずつやっていたのだが、山ちゃんは600メートルはやはりきついのか

走りきれたことは一度もない。


山ちゃんには胸が苦しくなったり、痛くなったらすぐにやめるよう言っている。

なので歩いたり、止めたりと自分なりに調整していた。


練習中も周りのお友達から

「山ちゃんがんばれ~」

って応援されると走らないといけないのかな?と思うらしい。

その質問を山ちゃんからよくされる。


だから今日のマラソン大会で山ちゃんに

「がんばれ」

って言えなかった。

頑張って無理されたら困るからだ。

山ちゃんには

「無理しないでね」

としか言えなかった。


でも山ちゃん頑張っちゃったんです。

600メートル完走しました。

途中ほんとちょっとだけ歩いたけど

ほぼ走り切りました。


400メートルあたりから苦しそうな表情をし始めたようで

担任の先生が

「山ちゃん、苦しいならやめて良いんだよ」

と何度か言われたのに

山ちゃんは走る!って言って最後まで走りきったそうです。

最後ははぁはぁと胸が苦しかったのか胸を抑えてました。

他の子が笑顔の中一人いつまでも苦しそうに息を切らして。


順位はとってもとっても遅かったけど、まさか走りきるとは思ってなかったし、

頑張った山ちゃんに色んな涙がこみ上げてきました。


何でもすぐに諦める山ちゃんが諦めなかった。

頑張れって言わなかったのに、頑張って。

嬉しいんだけど、褒めてあげたいんだけど、

でも、無理をしないで欲しい。


山ちゃんには、ありがとう、頑張ったね、かっこよかった!って言ったけど

これからはやっぱり頑張らないで欲しい。

頑張れってとっても良い言葉で、元気をもらえる言葉なのに。

それが言えないって複雑な気持ちだ。


過保護かもしれないが、何かあってからでは遅いから

母ちゃんは山ちゃんがとってもとっても大事だからもう無理しちゃだめだよって

最後に言ってしまった。


でも、山ちゃんは母ちゃんが思っているより強い子なんだなって。

頑張り屋さんなんだって気づいたよ。


来年は900メートル。

来年は自分なりの頑張るが理解できていれば、頑張れ!って言えるかな?