今日は山ちゃんの保育園のマラソン大会でした。
年少さんは300メートル。
トラック一周です。
数字だけ聞くとたいした距離に感じないけど、4歳児の300メートルはかなりの距離。

でも練習も何度かしてるから、大丈夫なんだろうな、と軽い気持ちで見に行きました。

もも組男子は一番最初。
鉄砲の音でスタートなんだけど、山ちゃん聞こえてなかったのかい?
発砲の3秒後くらいに余裕のスタート。
トラックが大きくてスタートしちゃったら山ちゃんが米粒になっちゃって
どんな状況か全然わからず。
ただ後ろの方にいる事だけは確認。
ゴールの前で待っていると、きたーーー!

その山ちゃんの姿を見て、涙がどばっと出てきた。

物凄く一生懸命、苦しそうに走ってる。

頑張ったねって言う感動と、心臓が苦しかったんじゃないかって言う心配が入り混じった涙だったと思う。

あの苦しそうな顔は山ちゃんが心臓病である事を再確認させられ、

そしてこれからこういった問題を抱えて行くのだな・・・と胸をぎゅっとされた気持ちになった。


でも山ちゃんビリじゃなかったよ。

凄いでしょ。


山ちゃんの頑張ってる姿はとってもとっても心に響きました。

ハンデを負った人たちが頑張ってる姿に心を打たれる人はたくさんいると思う。

山ちゃんもその一人なんだと思った。

周りにパワーを与えてくれる、その一人なんだと思ったらとっても誇らしかった。


山ちゃんには自分の心臓をありのままに受け止めてもらいたい。

心臓のせいでマラソンが遅いのか、もともと遅いのか、どちらかはわからない。

でもどっちにしてもそれが山ちゃんなのであるから。


ちょうど昨日友人が心臓病児がマラソンで早く走れず、悔しくて、それをママに訴えていたと話してくれた。

山ちゃんにもそういう時が来るのかもしれない。


私自身も制限されてる事はたくさんある。

でも病気で制限されてると思うと、なんだか病気は悪の根源のように思える。

確かに病気はない方が良いが、なってしまったものを悪者にするとやはり前に進まない。

自分自身を悪の根源と言っているようなものだから。

病気も含めて私であると。


山ちゃんはどう感じるのだろうか?

それも楽しみである。


悔しい思い、辛い思い、するかもしれないし、しないかもしれない。

でもたくさんの葛藤をしてほしいと思う。


その時母さんはどんな言葉をかけられるかわからないが、

素直に伝えていきたいと思う。

ありのままの母さんの気持ちを。


しかし、今日は何回泣いたんだろうか・・・

山ちゃんも心配してました。

「母ちゃんどうしたの?悲しいの?

たい焼き半分あげるから元気出してね。」って。


「悲しいんじゃないよ、嬉しいんだよ。山ちゃんが頑張ってる姿にとっても感動したんだよ」って

言い、たい焼き半分もらいました。


ほんと山ちゃん頑張ったね。母さんは山ちゃんのことがまた大好きになりました。