夜遅かったせいか、駐車場に人影は無かった。
車に乗り込むとすぐに、ご主人さまはシートベルトなんてしちゃってる。
…誰も見てないし、キスしちゃえ。
ご主人さまを覗き込んだら「なに?」って言われた。
んー、ってトボけた声を出して、ご主人さまにキスした。
ちゅってしてから、もう一回長めに。
ご主人さまがわんわんの体を抱き寄せてくれる。
ああ、マズった。
その気になってしまう。
「だ、だめ」
「なんで?」
「…がまんするのキツいから」
「ふーん」
自分でダメって言って口唇を離したくせに、やっぱり欲しくてまたご主人さまにキスした。
「また?(笑)」
ご主人さま、笑ってる。
「ん…」
舌を絡め取られて、口唇の隙間から息が漏れた。
「あ…やっぱりだめ」
口唇を離したけど、ご主人さまから離れられなくて胸元に顔を埋めた。
耳元にご主人さまの息が掛かる。
耳たぶを噛んだご主人さまの口唇が、わんわんの首すじに柔らかく貼り付いてくる。
背中がピリピリする。
「あ…やめ…やめて」
両手をご主人さまの胸元に当てて、グッと力を入れた。
これ以上はほんとに無理だ。
少し身体を離したけど、はあはあの呼吸が整わない。
「ごめんなさい」
「なんで(笑)」
「ちゅーしてごめんなさい」
「はは、自分が悪いって自覚あるのか(笑)」
「…うん。わんわんが悪い」
「じゃあ帰るか」
「…うん」
「それとも写真撮る?」
「え?」
「チ/ンコ(笑)」
「いいの?」
「いいよ」