いい感じに酔っ払いなご主人さま。
わんわんがおヒゲを剃り終えたら、髪も体も洗わないでペタペタ歩いてお風呂を出てっちゃった。
ぽつん……みたいにお風呂に取り残され、な、わんわん。
まったくもって落ち着かない(そりゃそうよ)
慌ててご主人さまを追うようにお風呂のドアを開けたけど、悲しいかなそこから動けない。
…だって、タオルの場所が判らないし、判ったとしても勝手に使えない。
「…あのぅ」
「んー?」
「○○さんが拭いたタオルでいいから貸して…わんわん動けない…」
「ああ(笑)」
ご主人さまは自分をゴシゴシしてたタオルをホイッてわんわんに放ってくれた。
湯船に浸かったわけでも体を洗ったわけでもないので、ささっと水気はすぐに取れた。
……てゆか、ハダカでお風呂に入って、洗うでもなく浸かるでもなく…って…入った意味が…(あーあーあー)
「…○○…さん?」
タオルでサササっと体を拭いてる時に、誰かが階段を上がってく音が聞こえた。
誰かったって、ご主人さまに決まってるけどさ(笑)
二階に上がって行ったまま、ご主人さまが降りてくる気配は、無い。
「……○…○……さん?」
ちっちゃい声でご主人さまの名前を呼びながら、はだかんぼのまま恐る恐る階段を上がってくわんわん。
はだかんぼだけど、両手でしっかり服を抱えてた。
もしもの時はあわてて着よう、とか思ってたわけです(笑)
二階に上がったら、階段の左側のほうのお部屋でご主人さまがお布団に転がってた。
…完全版に寝の体制。
(これは…ホントにお泊りだわ…)
まあ、とっくにお泊りなんだろうな…と思ってはいたんだけど、
お布団に転がるご主人さまを見て、お泊りを再確認したわけです。
酔っ払いご主人さまの隣にわんわんもコロンと転がってみた。
そのまま上半身を起こして、ご主人さまにチュッてしてみた。
ご主人さまの腕がわんわんにまわって来て、キュッと抱きしめられた。
舌を絡ませたら溜め息みたいなのが零れた。
キスするのひさしぶり。
当たり前、ご主人さまとしかしないんだから。
キスでもすごく気持ち良くて、指先のほうまでピリピリ電気が流れてくみたいだ。
ピリピリしながら、体のスイッチが入ってく感じ。
「あのね、」
「んー?」
「お口でして、いい?」