ご主人さま、こっちに来てる。
心臓がばくばくした。
『埼玉着』
わざわざわんわんにそうメールを寄越したってことは、
わんわんと会う意思があるってこと。
…会うのが無理なら、ぬか喜びさせるようなメールを寄越すはずが無いもの。
埼玉の実家に着いたのは夜中の1時過ぎ。
たぶん、すぐには眠っていないだろうから…
起きるのはお昼近く…かなあ?
頭の中でくるくる考えて、何時に起きればいいかシミュレーション。
ゆうべは停電でお風呂も入れなかったから、
早起きしてお風呂入って…なんて考えながらまたウトウトした。
朝9時ごろお風呂に入ってたら、わんわんからメールする前にご主人さまからメールが来てた。
『おはよ。今日は仕事?』
ご主人さま、もう起きたんだ。
『おはよ。今日明日連休(^-^)』
『それは良かったね』
『もしかしてわんわんちゃんとお茶?(笑)』
『そんな状況かあ?(笑)』
『○○さんの実家はそんな状況じゃなあい?(笑)』
『ほとんど被害なし(笑)』
『じゃあわんわんとお茶の状況(笑)』
『二郎やってるかな(笑)』
『駄目だったら諦めてファミレス(笑)』
『だね(笑)』
『二郎に集合?』
『集合じゃないよ(笑)』
『わんわん、勝手に鼻くんくんしながら向かうから~』
ご主人さま、わんわんとお昼ご飯食べようって言ってる~(と、解釈)
思ったよりご主人さまが起きたのが早い。
慌てて身支度をして、集合場所の二郎に向かった。
…集合じゃないけどね(笑)
ご主人さまが行く二郎に、わんわんが勝手に向かうのです。
『着いた(^-^)お店の人が仕込みしてる~』
『早過ぎ。まだ○○市内だ』
『ハチ公みたいにいい子で待ってるから大丈夫(笑)』
もうすぐ。
もうすぐご主人さまが来るよ。
ああ、ほんとにしっぽがあったら、バタバタしすぎて千切れそうだよ。
『■■市内に入った』
『はーい』
車から飛び降りて、道路をキョロキョロしながらご主人さまの車を待った。
もうすぐ
もうすぐ
あっ!来た!ご主人さまの車っ!