次の日はご主人さまは昼間から新年会。
昼間で終わるのか夜まで流れるのか判らないって言ってた。
ようするに、まったく時間が読めないってこと。
ご主人さまの実家の最寄り駅の近くでずっと待機しちゃう、ってことは、当然可能。
昼間っていうか、午後から夜まで待ってればいいだけの話。
そんなの、わんわんには何でもない。
…でも、ご主人さまには迷惑だろう。
それくらい、3グラムのわんわんの貧相な脳みそだって判る。
夜になってから『やっと帰り道』ってメールが来た。
なんとなく、待ってなくて良かったなあと思った。
わんわんの時間が無駄がどうの…じゃなくて、
ご主人さまの負担にならなくて済んだから。
ご主人さまは次の日に帰る。
わんわんは午後から仕事。
『明日の午前中にわんわんちゃんとお茶(^-^)』
『起きる自信なし(笑)』
うんうん、判ってる。
夜中に高速走ってきてわんわんと会ってて、2日続けて飲みだったもの。
判っててちょびっとじゃれついたの。
断られるの知ってる言葉遊びよ、ご主人さま。
それくらいなら甘えさせてくれるの知っててじゃれついてるの。
次の日に、ご主人さま寝てるかなあ…って思いながらお昼くらいに『行ってきます』ってメールした。
いってらっしゃいってお返事がきた。
起きてた。
…きっと、もうすぐ帰るんだ。
夕方の4時から休憩時間だったから、富士山の写メしてね、ってメールした。
ご主人さまが何時に出発したのか、今どこを走ってるのかなんて、
わんわんには当然判らない。
もう富士山なんて通過しちゃってるかも。
でもいいの。
お返事欲しいだけだもん。
メールしてからすぐに携帯がなって、ご主人さまから富士山の写メが来た。
わんわんがタバコ吸ってる休憩室からも富士山が見えた。
この時まで、ここから富士山見えるの気付いて無かった。
遠いし、きっと今まではガスってたり雲ってたり暗かったりで見えなかったんだ。
『ありがと。いま気付いたけど、わんわんとこからも富士山見えてる(^-^)』
『俺が見てるのは反対側』
休憩時間のタイミングでご主人さまも富士山見てて、
写メも貰えて、なんか嬉しい。
ご主人さまはだんだん遠くなってくけど、
今は同じものを見てる。
『気をつけて帰ってね』
『のんびり帰るよ』
うん。
またね。またね、ご主人さま。
わんわん、これからは毎日、ここから富士山見てご主人さま思い出すよ