首輪買いに行こう【20】イメージは茶色 | 夢 出会い 魔性

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日記だったり思い出だったり願望だったり不倫だったり。




ピョコンと耳が立つ思いがした。

もしくは、しっぽバタバタ(笑)

わんわんがどれだけ首輪楽しみにしてたか、きっとご主人さまは判ってるんだ。


「うん、行く!でも100均より高いよ~」

「値段の問題じゃないだろ(笑)」


高いったって、きっと千円はしない。
嬉しいのと、なんか照れ臭いので馬鹿なこと言った。

車で5分くらいでドンキに着いて、寒い寒い言いながらお店に飛び込んでく。

ドンキって陳列がごちゃごちゃしてて、なかなか社員証ホルダーが見付からない。


すいません、って、ご主人さまが店員さんに社員証ホルダー売り場を聞いてくれた。

店員さんに案内して貰ったとこには、確かに社員証ホルダーがあったけど、
わんわんが気に入らなくて、「もっと探す」とわがままを言った。

せっかくご主人さまに買ってもらうんだもん、
ちょびっとでも可愛いのが欲しい犬心(笑)


「あのね、携帯のネックホルダーとか」

「社員証入れるとこは?」

「別にパスケース買う~」

「なるほど(笑)」


さっきの店員さんには聞きづらいし、
深夜なせいか、他の店員さんも中々見当たらない。

やっとで見付けた携帯のネックホルダーは1種類しかなくて、
しかもあんまり可愛くない(…)


どしよ?とか言いながら店内をくるくる歩いていたら、
アクセサリーコーナーで革紐を見付けた。


「わんわん、革紐がいい!パスケースに革紐結ぶ」

「で、どれがいい?」

「これかこれかこれ」


丸いのじゃなくて、平たい感じの革紐の、茶色と焦げ茶色と黒を指した。


「で、どれ?」

「これかこれかこれ」

「どれだよ(笑)」

「選んで、ってこと~(笑)」

「なんだ(笑)」

「わんわんのイメージで」


ご主人さまは茶色の革紐を取って、これかな、って言った。

それを両手で受けとって、ありがとうって言いながら大事に持った。

なんだかすごく嬉しくて、レジに向かうご主人さまの背中に何回も「ありがとう」って言ってた。


「で、どれにする?」

「へ?」

「仕事用の時計が無いって言ってたろ」


レジに向かう途中、ベルトの部分がシリコンゴムみたいになってる時計の前で
ご主人さまがわんわんに聞いてきた。


「うん、無いけど」

「こういう時計なら仕事の邪魔にならないんじゃない?」


前に「バングルみたいな時計だと、品出ししてる時に手首に当たって痛い」って言ってたの、
ご主人さまはちゃんと覚えててくれたんだ。