おヒゲを剃り終えてから、いつもみたいにご主人さまの体を洗わせてもらうわんわん。
この前会った時はシャンプーするの忘れて体から洗い始めちゃったから、
今日はちゃんと髪から洗わなくちゃ、なんて思った。
ポフポフ弾力のあるご主人さまの髪をシャワーで濡らして、
手の平にとったシャンプーでごしごし洗ってく。
わんわんは髪が細くてフニャフニャで少ないから、
ポフポフ弾力で量が多いご主人さまの髪を洗うのは楽しい。
自分の髪を洗う時とは全然感触が違うんだもん。
「終わった。流すよ~」
「んー」
ご主人さまがキュッと目を閉じて、シャワーで泡を流されるのを待ってる。
無防備すぎてかわいい。
『かわいい』は『可愛らしい』のかわいいじゃなくて、
『いとしい』に近い感情。
無防備すぎていとしい。
愛しい。
「後ろ向いて」
「ん」
たっぷり泡立てて背中をごしごし。
首筋とか脇腹とか、全部。
腕とか指の間とか、全部。
「お尻とか洗う~」
「ああ(笑)」
楽しそうだなあ、とか呟きながら、ご主人さまがお風呂椅子から立ち上がってくれた。
これでお尻も洗える。
ええと…ご主人さま自身も洗いやすい(笑)
「なに、にこにこして」
「お口でしたいなーと思って(笑)」
立ち上がったご主人さまの前にひざまづいて洗ってるから、
ちょうどわんわんの目の前にご主人さま自身が見えてるんだもん。
「やめなさいよ(笑)」
「しないもん」
「苦いよ、洗剤系は(笑)」
「知ってるもん。ちょうどいい高さだから、つい(笑)」
「はは」
「あのねぇ」
「ん?」
「おしっこ出ない?」
「出ない」
「あーん、残念~」
「わはは」
むう…と、ちょびっと頬っぺたを膨らませて、それからケラケラ笑った。
かけてもらうと気持ちいいのに~とか言いながら笑った。