夜、終電少し前くらいの時間にご主人さまにメールした。
『駅に黄色タクシーがいたら驚く?(笑)』
わんわんの車は黄色。
飲みのご主人さまを駅までお迎えにゆくと、
いつも「来たな、黄色タクシー」って笑われる。
でもこの日はお返事が来なかった。
わんわんもメールしただけでお迎えにゆかなかった。
…ホントは『行けなかった』が正解。
夫がいたし、夫はわたしが昼間ずっと出かけていたことを知っていたから、夜は出るのが無理だった。
(ご主人さま…明日帰っちゃうのに…)
大切な時間が指の隙間から零れてゆくみたいな感覚。
ご主人さまにメールしたのも、少し構われたかっただけの話。
だって、わたしは出られないのだから。
でもメールのお返事は無かった。
酔っ払って寝ちゃってるのかもだし、
朝までコースでガンガンやってる最中かも知れない。
わかんない。
もう終電の時間は過ぎた。
考えても仕方ないから寝ることにした。
次の日は朝から用事があるのだ。
次の日、早めに起きて娘と約束していたお出かけをした。
用事は思っていたより早く済んだ。
どうしよう…って少しだけ悩んで、気付いたらお化粧直しをしてた。
身体は前のめりに行く体制になってる。
こころが少しだけ悩んだフリをしただけ。
答えなんか悩む前から出てたのに、フリをしたんだ。
(会えなきゃ会えないでいい)
おうちでイジイジしてたら100%会えない。
1%でも会えるなら、おうちを飛び出したほうがいい。
ササッと化粧を直しながら『お茶しよ(^-^)』ってメール。
お返事はいらない。
車に飛び乗っちゃえ。
走り出してすぐに『どこで?』ってお返事がきた。
やったー、って思った。
『○○さんの都合のいいとこ(^-^)』
『いまどこ?』
『■号に出たとこ(^-^)』
『了解』
ご主人さま、まだ出発して無かったんだ。
もしかしてもしかすると、もう帰るのに出発しちゃってるかも…って思ってたから。
おうちでイジイジしてなくて良かった。
昨日の歪んだ泣きかけの顔のまま、ばいばいじゃ無くなって良かった。
良かった。