「ほかにいいとこあるかな?」
そう言うご主人さまにホイッと携帯を渡して、
今度は逆にご主人さまが握る携帯をわんわんが覗き込んでる。
スリっ、てご主人さまに擦り寄るようにして、
ご主人さまが握ってるわんわんの携帯を覗き込んだ。
…やっぱり触れてる場所があったかい。
「■■でいいか」
「うん」
ご主人さまがわんわんに携帯を返してきたから、
チカチカしてたメールもついでに開いてみた。
「あ」
「なに?」
「メール。○○さんからだった(笑)」
「ああ(笑)」
階段を降りてきた時のご主人さまは、携帯を眺めててわんわんに気付かなかった。
あれ、わんわんにメールしてたのかあ(笑)
なんだか嬉しい。
ご主人さまの実家の最寄り駅から少しだけ東京方面に移動して、
検索で調べたラ/ブホがある駅で降りた。
こんなとこで降りるの初めて。
普段は通過するだけの場所だから。
「ねえねえ」
「ん?」
「お篭りするなら飲み物とか買ったほうが良くなーい?」
「メシは?」
「食べてない」当たり前。寝坊して飛び出したんだから(笑)
「俺も」
「コンビニで何か買う?」
「んー……マックないかな?1000円マック良くない?」
「えへへ」
「なに?」
「1000円マックもうやってないよ」
「そうなの?」
「でもわんわん1000円マックのクーポン持ってる~」
「ああ(笑)」
ちょうど前の日に配信されたクーポンに1000円マックがあった。
マックの携帯会員になってて良かった~(ハアト)
ご主人さまの役に立つのは、たとえちっちゃいことでも嬉しい。
マックの大きな紙袋をぶらぶらさせながら、
ご主人さまとお目当てのラ/ブホまで歩いて行った。
そのホテルしか携帯で見なかったから判らなかったけど、
駅の近くのそのホテルがあるあたりは、他にもたくさんラ/ブホがあった。
すぐ見付かったから入り口のほうに行ってみると、
なんだかわかんないけど、外まで人が並んでてご主人さまとハテナ?になった。