ご主人さまとメールで、ふざけてエアーオ/ナニーの会話なんてしてたのです。
エアーだから触っちゃ駄目なのね(笑)
『それでイケたらすごいね~(笑)』みたいな。
そんな会話でもホワンとする駄犬なんです(……)
ちょっとずつほわほわしてくる。
でも触っちゃだめ。エアーだから。
許されてるのは、あくまで妄想のみだもの。
からだの奥のほうが変な感じ。
『さわりたい』
『あくまでエアーで(笑)』
『がまんする』
がまんがまん。
だってエアーだから。
もどかしくても両足をすり合わせるくらい。
『限界か?』
『触っていいって言われるまでガマン』
変な感じが奥のほうから競り上がって来そう。
触ってもいないのに、変なの。
ご主人さまからのメールを受信する音が聞こえるたびにビクッとする。
『触っていいよ』
『いいの?』
もういきそうだったから簡単にいった。
がまんしてたのが良く無かったのかな。
なんだかおさまらない。
『へん、おさまらない』
指と意識が揺れて文字を上手に拾えない。
ご主人さまからのメールの文字のままに何度もいった。
暑くて呼吸が苦しくなってくる。
タダ友の時間を過ぎてることに気付いた。
カタカタしてる指で通話ボタンを押した。
「どうした」
「へん…指が震えて」
電流が流れてるみたいに、両手の指だけが激しく震えてる。
「痙攣したか」
「痙攣…?わか…んない、指だけ震えてる」
自分の状態がうまく伝えられない。
呼吸も整わない。
「う…う」
「いってごらん」
やっぱりおさまって無くて、ご主人さまの声を聞きながらいった。
3回くらいいってから、少し体が落ち着いてきた。
「…少し戻ってきた(笑)」
「うふふじゃないよ(笑)」
うふふって笑ったみたいだ。
「まだ指だけ震えてる」
「まったく(笑)」
「あのね、電気が流れてるみたいに両手だけビリビリしてる。変なのー(笑)」
「楽しみすぎ(笑)」
「1人じゃこんなのなったこと無いよー(笑)」
「聞かれてたからか(笑)」
「その前から。報告メールするの楽しかった」
「まったく(笑)」
「あ、でもエッ/チしてる時にブルブルなってるのかはわかんない。けっこう跳んでるから(笑)」
「はは」
電話の向こうでカチカチ音がした。
「タバコ吸ってる?」
「ああ」
「わんわんも吸う(笑)」
トコトコ階段を降りたら空気がひんやりして気持ち良かった。
汗だくだからだ。
「ねえねえ」
「んー?」
「タバコ持った指が震えてるよ~(笑)」
火が点いたタバコが小刻みに揺れて見える。
ご主人さまは電話の向こうで、ちょっと呆れたみたいに笑ってた。