激動 30一年 | 夢 出会い 魔性

夢 出会い 魔性

日記だったり思い出だったり願望だったり不倫だったり。




前の日と同じような快晴でものすごく暑い。

夏の太陽は遠慮って言葉を知らないみたいだ。


「伊勢神宮混んでるかなあ」

「たぶん。まあ、この時間なら大丈夫だろ」

「…うん」

「ちゃんとお願いしなよ」


わたし…何をお願いすればいい?

まだ何も判ってない。
思い付かない。



「…誰でも良かったって、ホント?」

「ん?」

「…子供」

「誰でもっていうか、この人とならいいかって思える相手としかしてないから(笑)」

「ああ…うん」

「一年後だったら○子が1番危なかった(笑)」

「わたし?なんで?」

「○子と1番シテるから(笑)」

「そうなの?月一か…二ヶ月に1回くらいしか会ってないよね?」

「他の人もそんなもんだし」

「うん」

「それに、○子は会うと2、3日続くことが多いだろ」

「あ…うん」

「だから回数は1番多い(笑)あと○子は」

「ん?」

「鉄砲玉だ。離婚したら今より来るだろ?(笑)」

「あはは」

「で、もっと回数が増える、と(笑)」


○子が好きだから、なんて理由じゃないとこが、妙なリアリティ。

(一年後…かあ)

なんで1年待っててくれなかったの?

…そんな安っぽい言葉が頭の隅を掠めて行った。

(待つ理由が無いから、に決まってんじゃん)

だって、わたしじゃなくても良かったんだから。



「わたし…焦ってた」

「え?」

「早く離婚しなきゃって思ってた。○○さんが子供欲しがってるの知ってたから」

「ああ(笑)」

「時間が無いって思ってた。自分の年も○○さんの年も」

「うん」

「作りたいって思っても、すぐ出来るか判らない…生理が来るたびに無駄にしてる気持ちだった」

「…そういう決断は、1年くらいでしなきゃ」


何を根拠にご主人さまが1年って言ったのかは判らない。

知り合ってもう少しで3年。

…ようするに、決断が遅いって言われたのだ。
それだけは判った。




いろんなことが頭の奥を過ぎって行った。


夫が全く帰ってこないこと

夫のきまぐれで夫の実家の自営業をしょったこと

慣れない書類を寝ずになんとかしてたこと

赤字をどうしていけばいいか判らなかったこと

(夫は赤字でいいとしか言ってなかったのだ)

なんとかしなきゃって頑張ってるのに暴言を浴びせられたこと

言いたいことを言うだけで、自分は徹夜でゲーム三昧

あまり言わないようにしてたけど、時々はポロ…と不満が零れた。

そのたびに「なんで離婚しないの?」と聞かれた。

「それ1つだけで十分離婚原因だろう」とも言われた。

でも離婚しなかったのは、わたしだ。

きっとジワジワと我慢に慣れていて、
もう限界だ…というポイントを見失っていたんだ。




(…それでも…)

離婚しなかったのは、わたしなんだよなあ…