ご主人さまが触れている首筋のあたりから、全身にざわざわした感覚が広がってく。
お腹の奥のほうがキュンとしてる。
不安そうにご主人さまを見上げたら、ん?って表情でご主人さまは目を大きく見開いてた。
わんわんをからかう時の、お決まりの表情。
(いき…そう)
(いきそうなんでしょ?)
(こんなとこでいくの恥ずかしい)
(我慢できないんだね)
目と目の会話は、きっとこんな感じ。
それから目を開いていられなくなって、
キュッとつむってしまったからご主人さまの表情は判らない。
表情は判らないけど、自分の肩にわんわんの頭がポテンと寄り掛かるように引き寄せてくれた。
ひざの上で軽くグーに握ってる手にもギュッと力が篭った。
手の平に自分の爪が食い込むような気がした。
「………」
身体はカタカタ震えるばかりで言葉にならない。
…違う。
変な声が出そうだから、必死に堪えてる。
声が零れ出したら、きっと抑えられなくなる。
弱い波はすぐ身体から引いて行った。
全身から、すうっと力が抜けてく。
「…っ、はあっ」
忘れられてたみたいな呼吸が、大きいため息に混じって吐き出された。
「軽くいったでしょ(笑)」
「う…うん」
どうにもならない大きな波じゃなくて、
小さい波がわんわんの身体をさらったこと、簡単にご主人さまにバレた。
「何もしてないのになあ」
「うん…わんわん…何もされてない」
「なんでいくかな(笑)」
「…ご主人さまがわんわんに触るから」
「俺が悪いの?」
「…いくわんわんが悪いです」
「うん(笑)ところで」
ロ/ーター、動いてる?
ご主人さまにそう聞かれたけど、その場所はもうずっとジリジリともどかしく痺れていて、
振動してるのか止まってるのか、よく判らなくなってきてた。
「わからない」
「中に入ってるのに?」
「…痺れてるし…」
「どれ」
「!、あっ、やだっ」
ご主人さまの指が両足の間にスルンと入り込んできた。
「すごいね」
「…う」
「さっきよりぐちゅぐちゅになってる」