懲りずに妄想する犬【9】 | 夢 出会い 魔性

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日記だったり思い出だったり願望だったり不倫だったり。




あ、おつりが落ちた。


拾おうと思って屈み込みながらハッとした。

わんわん、コートの下は裸だった。

変なしゃがみかたをしたら見えてしまうかな。

しゃがんでいるところを上から見られたら、
コートの胸元からおっぱいが見えてしまうかな。

なんだか不安で、その姿勢のままご主人さまを見上げた。

見上げようと意識する前に、縋りたい気持ちでそんな視線をご主人さまに向けたのだと思う。

ご主人さまはしゃがんでいるわんわんを見て少し笑ってた。

(…わざと、だ)

なんとなく、わざとだと思った。

それに気付いたら、身体の奥がギュッとするのを感じた。

タマゴみたいなロ/ーターはスイッチを切って貰ってないから動いたまま。

ごく、と息を飲み込んでから、落ちている小銭に腕を伸ばした。


何かが足元に落ちたように感じて、そっちに視線を向ける。

(あっ)

ご主人さまに着けて貰ったアクセサリーが外れて落ちてた。

さっきウォシュレットなんて使ったからかな。

それともわんわんが感じていて、あそこがギュッとしたりしたせいかな。

落ちているアクセサリーに手を伸ばしてサッと拾い上げた。

…ご主人さまは気付いたかな。

店員さんは気付いても、それが何だか判らないだろう。


立ち上がろうとしたら足元がフラついた。

「どうした」

「ちょっと立ちくらみ」

右手の中にある小銭を数枚、はいってご主人さまに渡す。

ご主人さまは小銭を受け取るとポケットに突っ込み、
コンビニの袋に指を引っ掛けて出口に向かって歩きだした。

慌ててご主人さまに着いて出口に向かい、一緒に車に乗り込む。

(気付いてないかな)

走り出した車の中でそう思った時。

「左手見せてごらん」

「……」

左手をパーに開くと、両足の間のいやらしい部分を飾っていたアクセサリー。

「取れちゃったね(笑)」

「…店員さんにバレたかな」

「なんだか判らないだろ(笑)」

「うん……あっ、」

ずっと振動を続けていたタマゴが動きを止めた。
ご主人さまがスイッチのボタンを押したんだ。

「で?いまオン?」

「…オフ」

「オンの時に取れちゃったんだ」

「…うん」

「あのままイケば良かったのに」

「…やっぱりわざと」

「当然(笑)」


そう言って笑いながら、ご主人さまはまたスイッチを入れたみたい。

身体の奥でまたタマゴが振動してる。

「あ……あ…、っ」

「いつまで我慢できるかなあ(笑)」