わんわんの足腰がヨレヨレだから、
ご主人さまはマットが敷いてある段差の近くにお風呂椅子を寄せてくれた。
「ほら、これなら洗いやすいだろ」
「うん、ありがと」
マットの上にちょこんと腰掛けて、
お風呂椅子に座ってるご主人さまの髪を洗った。
背中には大晦日にわんわんが付けたキスマークが残ってる。
うれしい。たのしい。
鼻歌でも歌いたい感じ。
背中も洗って、前はこのままじゃ無理だから、
床にペタンって座って洗わせてもらった。
洗いながら手の指同士を絡ませたりした。
わんわんの好きにさせてくれるご主人さま。
だいすき。
「楽しそうだなあ」
「楽しいもん」
洗ってるフリして、これは甘えなの。
わんわんの好きにさせてくれる、ご主人さまに甘えてるんだと思う。
だからきっと楽しいんだと思うもの。
ずいぶん長湯しちゃったから、洗い終わったらご主人さまはそのままお風呂を出た。
わんわんも少し遅れてお部屋に戻った。
「喉渇いたなあ」
「コーラなら残ってるよ」
「ああ」
さっきのコーラ、とっておいて良かった。
ご主人さま、ごくんごくんって美味しそうに飲んでる。
うれしい。
それからご主人さまはバタンってベッドに寝転がって、テレビを見てた。
ご主人さまが飲みきれなかったコーラを飲んでから、わんわんもベッドに向かった。
被ってるお布団をガバッて持ち上げて、
「おいで」って言ってくれた。
「…でも」
「?どしたの」
「…冷たいよ」
「え?」
「髪の毛、濡れてるから」
ご主人さまは両手を開いてお布団を上げてくれてる。
そこにスッポリ、腕枕で収まったら…ご主人さま、わんわんの髪で冷たいんじゃないかなあ…
「なんだ(笑)」
「拭いたけど、けっこう濡れてるもん」
「大丈夫だよ」
開いてくれてる両手はとっても魅力的で、
ごめんねって思いながらその場所に収まることにした。
あったかくて気持ちいい。
テレビのリモコンをいじってたら、あんあん言ってる女の人が映った。
「AVって大袈裟だと思わない?」
「うん(笑)」
「あれよりすごい声出してるよ」
「えっ?」
「もっとー、もっとー、じゃなくて、いやいやダメダメだけど(笑)」
「言ってないよ」
「言ってるよ」
「だめえ~だめえ~とけちゃうーって」
…ご主人さま、わざとマネしてるみたいな言い方。
「覚えてないの?」
「…あんまり」
酔っ払いが記憶が飛び飛びだったりするのと、おんなじだと思うんだけど。
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あ、記事で書いてるエチ中の私の言葉は、ご主人さまが「言ってる」と主張してる言葉で構成されてます(笑)