「う…う」
まだ少し心臓がばくばくしてる。
今さっきまでご主人さまが入ってた場所はドクンドクンしてる。
抱え上げられたマットの上で、ご主人さまが横になった。
…上に乗れ、ってことだ。
「……も…う」
聞いてくれてない。
ちがう、もうだめって思ってるの判ってて、それでも乗りなさいってことだ。
足をグイって引かれて、跨がらせられた。
もうだめって心が思ってても身体はビショビショで、
入れようとしなくても簡単に受け入れてしまう。ヌルって。
「はうぅッ」
ご主人さまの上で身体が起こせない。
後ろ向きでご主人さまを跨いだまま、ご主人さまの足にしがみついた。
起き上がれない私の腰を掴んだまま、ご主人さまが突き上げるように私を揺さ振る。
きっとご主人さまには、私のお尻だけがぴょんぴょん跳ねてるみたいに見えてるはず。
上半身はご主人さまの足にぴったりとくっついたまま。
「…はっ、あっ、あっ」
そのままぱくぱく口を動かして、ご主人さまのスネのあたりに舌を這わせた。
もうずっと身体の中がドロドロしてる。
まるで全身にゼリーが詰まってるみたいだ。
セ/ッ/ク/スは脳でするんだって。
もう無理だ。何も考えられない。
ゼリーの脳が動くはず、ないもの。
何も考えられないのに身体は気持ち良くて、
条件反射みたいに力が篭ったりビクンって震えたりする。
ああ、また大きい波がくる。
懲りない身体がじたばた暴れて、
左足がマットから零れて落ちた。
ご主人さまは、駄目だなって思ったのかな。
危ないなって思ったのかな。
私からご主人さま自身を抜いた。
詰まっていた呼吸が一気に溢れる感じ。
はっ、はっ、はっ、はあっ
マットの上に俯せになったまま、時々ゼイゼイって喉が鳴った。苦しい。
苦しい呼吸を繰り返してる身体の肩に、ご主人さまの手がかかる。
簡単にひっくり返されて仰向けにされたけど、成す術なんてあるわけない。
足を閉じる力も、ない。
「あああああ、あーッ」
お風呂場に私の声が反響してる。
さっきと当たる場所が違う。
足は折り畳まれて
ぐいって抱えられて
ご主人さまに押されて
腰が少し浮き上がって
すごく奥のほうまで擦られてる。
「あーっ、いいっ、いいっ、やあ、やっ」
「いいの?」
「やっ、やああ」
「どこがいいの」
「おくが…おく…が、」
「気持ちいいの?」
「こわい」
「こわい?なんで」
「こわいこわい、やめて、こわいよとけちゃうおねがいやめていやいやいやっ」
からだがとけて、だめになっちゃうよぉ