自分の太ももの間に手を伸ばして、ご主人さま自身をギュッと握った。
それから私の身体の中心に押し当てて、腰にグッと力を込める。
「あ…、入っ…ちゃうっ」
ご主人さま自身の先端が私の身体を割り開き始めると、
ご主人さまの腕が強い力で私の身体を沈めにかかった。
下からもグイグイ突き上げてくる。
「ぅあああっ、あーっ、あああっあっ」
段差に腰掛けてるご主人さまに、さらに腰掛けるような格好の私。
両足がばたばた動いて、お風呂のタイル面を蹴るように暴れた。
身体はご主人さまに後ろ側から抱きしめられてて、足以外は動かせない。
つま先でタイルを蹴っても、身体はビクとも動かせない。逃げられない。
「いやあいや、いやいや」
逃げられなくて、今度は両足にすごく力が篭った。
両足だけじゃなくて、身体中に力が篭った。
力が入り過ぎて全身ががくがく震えてる。
ご主人さまが抱きしめてくれてる腕のあたりから、
前に折れるようにして身体を丸めた。
「んーっ、んんんっあっ」
両足が馬鹿みたいにタイルの床を踏み締めてる。
ずる
(!!!)
あ……わたし、倒れる…
スローモーションみたいに身体が落ちてくのを感じた。
力を入れすぎた足がタイルの上で滑って、入っていたご主人さまも抜けてしまって、
私の身体は力が入ってたぶん、凄い勢いで床に向かって落ち…
がくんっ
落ち、無かった。
ご主人さまが私の身体を抱き留めてくれてた。
なんて。
あとからゆっくり脳みそが理解したけど、
(落ちる!)って思ってからご主人さまに抱き留められるまではほんの一瞬で、
その時には何がなんだか判らなかった。
とっさに抱き留めてくれたんだ…
「う…え…」
硬いタイルの床に叩きつけられるみたいに落ちると思った。
一瞬だったけど、すごく怖くて心臓がばくばくしてた。
ご主人さまは何も言わないで、そのまま私をマットの上に抱き上げてくれた。