食べ放題の焼肉屋さんでガッツリ食べる予定だ。
言い出しっぺはわんわん(笑)
ちょっとだけ(ウロウロ歩いたり座ったりは危険かなー?)と思ったけど、
まあ、ワンピースの裾に気をつけてれば大丈夫でしょ。
ご主人さまとワシワシお肉を焼いて食べる犬になりまちた(笑)
「あー、にんにくー」
「焼肉にはにんにくでしょ」
「うん(笑)」
タレに生にんにくをぐるぐるしてるご主人さま。
……わんわんは、一応自粛(笑)
ワシワシお肉を焼いて食べて、カレーなんか食べて、
ソフトクリームとケーキを満足げに頬張ってると。
俺も、なんてソフトクリームを持って来たご主人さまが一言。
「見えてるぞ(笑)」
「ん?」(ソフトクリームぱくり)
「見えてる」
「なあに?」
「毛(笑)」
「わあ!!」
……見えてたみたいです(しょんもり)
「……ホントに?」
「ほんとに」
「…見えてた?」
「黒いワンピースだから目立たないけどな(笑)」
……ホントに見えてたみたいです(ますますしょんもり)
白いパ/ン/ツ穿いてるより目立たないんじゃないの?
なんちて、ご主人さまがゲラゲラ笑ってる。
わんわんも照れ臭そうに笑ってごまかした。
ソフトクリームを食べて〆たので、そろそろ帰ろうって話になった。
外はもう暗い。
冬の日暮れは早いね。
車に乗り込んでから、発車させる前に、ご主人さまにキスしようとした。
口唇が触れる前に
「俺、にんにく臭いよ」って言われた。
「うん(笑)」
ちょっと笑ってから、ご主人さまにキスしたら、
わんわんの頭と身体を抱き寄せてくれた。
うれしい
ご主人さま、にんにく臭いって言った。
臭くないよ、匂いがするだけ。
臭いって、イヤな匂いのことでしょう?
イヤじゃないもん、臭くない。
ふっ、と、ご主人さまの腕が緩んだ。
「店から子供がわらわら出てきた」
「ホントだ(笑)」
子供には、見せちゃイケナイ(笑)
…ほんとは大人にも、かもだけど。
ご主人さまの耳元で「明日もデート?」って囁いてから、
私はゆっくり車を走らせ始めた。
ご主人さまは「明日か」って笑うばかりで、まだお返事は貰ってない。
焼肉屋さんからご主人さまの実家まではいくらもない。
(コンビニで降ろす時に、も一回聞いてみよう)
そんなことを考えながらハンドルを握ってた。
大きな国道で、車が混んでる。
「ここで降りるよ」
「えっ?」
信号待ちしてる時に、急にご主人さまがそんなことを言った。
「ここで?」
「道混んでるし、ここで降りればまっすぐ行けるだろ?」
「…うん…でも、あの、すぐだし送るよ」
「歩くよ」
「あの」
車が動き出す前に、ご主人さまが助手席のドアを開けた。
降りちゃう。
ご主人さま降りちゃう。
そんな
「じゃあね、気をつけて」
「あの」
「なに寂しそうな顔してんの(笑)」
「だって」
「メールするから」
ああ、車が動き出しちゃう。
ご主人さまはバタンってドアを閉めて、ヒラヒラ手を振って歩き出した。
泣きそう
やだこんなの
でも車の列も動き出した。
少し前を歩いていたご主人さまを追い抜くしか…出来ないじゃない…
助手席側の窓を開けて、大きく手を振った。
ぶんぶんぶんって、振った。
ご主人さまも手を振ってた。
明日も会えるのかなあ…って、なんか泣きそうな気持ちで車を走らせ続けた。