ご主人さまとティータイム【4】帰らない | 夢 出会い 魔性

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溶けるよ、なんて言いながらご主人さまがパフェをつついてました。

ブーツ履くのに結構手間取っちゃったの(笑)

ホントだ~、溶けちゃう!って、慌ててパフェを食べ始めるわんわん。

お茶しながら他愛のない話。

他愛のない話がなんだか嬉しい。


…違うな。


目の前にご主人さまが居るのが嬉しくて楽しくて、
他愛のない話でも嬉しいんだ。



「明日…今日か。二郎食べたいなあ」

二郎って、ご主人さまの好きなラーメン屋さん。

「んっ!んっ!」

自分を指差すわんわん(笑)

「……なに」

「わんわんも一緒に食べる」

「帰って寝て起きて、また出て来るんじゃ大変でしょ(笑)」

「えー」

「家でおとなしくしてなさい」

「…これから実家に帰っちゃうの?」

「帰るよ」

「あのねー、わんわん帰らない」

「帰れ(笑)」

「帰らないー。……帰っちゃうの?」

「俺は帰るよ(笑)」


…ご主人さまいじわるだ。
口調が笑ってるもん。

きっと、わんわんと朝まで居てくれる。

あ、朝までじゃなくて夕方くらいまで。

お仕事で外国にいる弟さんが帰省してるから、夜には実家に顔を出さなきゃだけど、
それまではわんわんと居てくれる。

……はず(笑)


行くかって、ご主人さまが席を立った。

お店を出ても、ご主人さまは「帰らないよ」とか、一緒に居てくれそうな事は言わなかった。


「まるっきり帰る気ないだろ」

「ない~」


そのまま自分の車に乗ってしまったご主人さま。

…ばいばい…とか言ってないし…

わんわんは自分の車でご主人さまに着いて行けばいいかなあ?



さっきまで履いてたブーツを自分の車の後部座席に乗せてから運転席のドアを開けた。

ご主人さまのほうを見たら、チョイチョイって手招きをしてた。

急いでご主人さまの車の運転席側に向かうと。


「ここ、車置いとけるんじゃない?」

「!!うん!」


一度自分の車に戻って、秘密バッグを抱えてからキーロックした。

ご主人さまの車の助手席に乗り込んだ時の私は、
きっとアホみたいにニコニコしてたと思う。


車を走らせながらご主人さまが口を開いた。


「あー、ホテル難民になりたい」

「…ホテルどこも満室だから、諦めて帰れって言うんだ(笑)」

「当たり(笑)」


バッグ抱えて助手席にチンマリ乗ってるわんわんに、
まだいじわる言ってる~~!


もう!


(デモダイスキ、ナンダヨ)