「見せて」 | 夢 出会い 魔性

夢 出会い 魔性

日記だったり思い出だったり願望だったり不倫だったり。




お前とは遊ばない

なんで?

人殺しの子だから

なんのこと?

おかーさんがそう言ってた

うわーん



なんのことか判らないまま泣きながら家に帰った。

母親に「なんで泣いてるの?」と聞かれた。

「○君に人殺しの子って言われた」しゃくり上げながら答えた。

母親がまるで鬼のような形相になった。

そのまま何も言わずに家を飛び出して行った。

私はただ、うわーんと泣いていた。

父親が事故で人一人死なせていたことなど知らなかったのだ。

幼くて理解出来ないと思われていたのだろう(事実、六歳だったのだし)

母親が○君の親に何を言ったのかは知らない。

ただ、○君に言われた「人殺しの子だから遊ばない」という言葉がショックだった。

拒絶されたのだ、と強く感じたように思う。




(人から拒絶されることは苦痛だ)

六歳の脳みそでそんなことを考えたのかどうかは覚えていない。

だから、自分自身のことなのに理由が判らない。

私は数日後に○君に「遊ぼう」と声を掛けた。

うーん…と、悩んでる様子だった。

あのね、プラレールがあるよ。そう言っておもちゃで釣った。

え?プラレール?○君は明らかに好感触な反応を示した。

うん、プラレールで遊ぼう。まだ○君は悩んでる様子だった。

私はきっと、また拒絶されたり人殺しだとか言われたりすることが怖くて、
意味もなく媚びるような態度だったのだと思う。

…遊んでやってもいいよ

ほんと!?

うん。その代わり

うん、なあに?

おしっこ出るとこ見せて

え?おしっこ出るとこって、ここ?

スカートの上から自分の下腹部に視線を向けた。

だめならいい

…だめじゃないけど

どうしてそんなところが見たいのか、全く理解出来なかった。

理解は出来なかったけど、そこは『見せてはいけないところだ』と、うすぼんやりと感じた。

じゃあ見せて

…うん

スカートを捲くり上げてパ/ン/ツを下ろした。

○君がジーッとその場所を見詰めていた。

…もういーい?

触ってもいい?

…いい…けど

どんな風に○君が触ったのかは覚えていない。

それから約束通りプラレールで遊んだ。

次の日は自分から「見せてあげるから遊ぼう」と誘った。

○君はパ/ン/ツを下ろした場所をじっと見ていた。

触ってもいいよ。
そう言って、私は腰を前に突き出すようにした。

○君がどんな風に触ったのかは覚えていない。





数日後に○君が「遊ぼう」と誘ってきた。

何も考えずに、うん、と頷く私。

遊んであげるから、おしっこ出るとこ見せて。

(…また?)

なんで見たがるんだろう。
別に見せてもいいけど。
なんか…本当は見せてはいけない気がする。
大人に見付かったら叱られるような気がする。


やっぱり見せるのは嫌だ


そう言うと○君は、フーンと詰まらなさそうに鼻を鳴らした。

それから○君と遊んだ記憶は無い。





なんでこんなこと思い出したんだろ。

きっと今夜の私はヒマなんだわ。

ただそれだけのこと