エントリー時刻 英国時間 2010-11-05 15:00
気づかれた方も居るかも知れませんが、時折自動投稿する記事の時間が
先週までは16:00が多かったのに、今月から15:00が多くなっています。
10月31日のハロウィンの日から、イギリスの夏時間が終わり、イギリスは通常のグリニッジ時間に戻り
日本と9時間差になりました。
15:00+9時間で、24:00、そう、日本の日付が変わった時間に投稿されております。
恋ウタの過去ログは恋ウタ-ダイジェストからお時間のある時にどうぞ。
ダイジェストのページは、常にブログ左側のカレンダーの上にリンクがありますので、
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10月下旬。
旅行資金のために、お泊りで仕事をするのは激減していた。
Kと再会してから、色んなところへ2人で旅行に出たが、殆どが折半になるというのは、今度の
パリ旅行が初めてとなる…いつものようにのほほんとKの後にくっついて行く旅行ではない。
私のパスポート(10年)が出来上がってきたので、仕事で東京に居る間に時間を作ってKと会った。
夕飯を外で…車で来ていた私と合流し、表参道から少し入った老舗のとんかつ屋へ。
10年パスポートを始めて見たK。
自分のは再来年に切れるから、今度は10年にすると言っていた。
K「査証のページが沢山あるね」
私「うん、今までのと厚みも違うし…」
穴の開かれた古いパスポートと見比べる
K「スタンプ、結構あるね。」
私「そう?Kのが多いでしょ?前のパスポートは沢山スタンプあったよね、仕事でも行ってるだろうし…
私はKと出かけた以外は、友達とハワイ4日間だけだもん、少ないよ。」
Kと再会した2年前の94年の秋に、同級生と女3人でハワイのマウイ島へ遊びに行った。
Kのパスポートは、私と出逢った頃のものは、アメリカ時代のスタンプが沢山押されたもので
とても使い古した感のあるパスポートだった、そして一度だけ中を盗み見たことがあった、Kの結婚後に
更新したパスポート。
仕事で出かけたと聞いたスタンプがチラホラあるだけで、家族旅行で出かけたりしたような
痕跡の無いパスポート。
海外旅行が大好きという感じではないけれど、色々見たものを写真に収めたいKだから
旅行へ行くと、カメラにやきもちを妬きそうになるくらい、Kの目は好奇心に溢れる。
そんなKが、なぜ奥さんと海外旅行に行かないのか、気になった…けど、聞けるわけも無い。
食事をしながら、ふと、そんな事を考えていた。
その日は、取引先からホテル代も支給可能となったので、ホテルを予約してあった。
いつも利用してたホテルでは、予算オーバーとなるため、取引先から教えてもらった青山のホテル。
車を停めるのが困難な表参道だから、食事にあまり来る事は無かったのだけど、歩いて行けるから
好都合だね、と表参道までホテルから歩いてきていた。
当然、帰り道も歩き。
表参道を散歩するのは大好きだった。
東京に住んでた頃は、週末実家へ戻るKだったので、日曜は暇を持て余す私。
一人でぶらりと代々木公園のフリーマーケットに出かけ、公園通りを下り、渋谷から外苑前まで
古着屋などを漁る散歩をよしていた。
夕方に実家から戻ってくるKと外苑前で待ち合わせをして、食事をして品川まで一緒に帰ったりしていた。
当時は、表参道のクリスマスイルミネーションが綺麗で…バブルの時期だったから豪華だった。
10月下旬のこの時期は、まだイルミネーションは点いていない。
K「もうすぐかな、イルミネーション…」
私「そうだね、12月には点いてるね、きっと」
K「でも、今年はもっとすごいイルミネーション見るもんね」
私「ん?」
K「シャンゼリゼ行くでしょ?」
私「あ、あぁ…そっか、行くね。」
K「ここ(表参道)のイルミネーションは、パリを真似して作ったんだよね?」
私「へぇ、知らなかった。」
K「ずっと本物を見たかったから、楽しみだ。」
私「綺麗だろうね…」
そんなパリへの想いを語りながらホテルまで散歩。
やはり、Kとのこんな会話をしながらの穏やかな時間が好きだ。
一人だけニヤニヤしながら歩いていたのではないか?
ホテル代として支給されたのは当然のシングル料金。
ホテル前に着いた私達は時間差を置いてホテルの部屋へと向かった。
いつものホテルや、特別な日に泊まったホテルとは比べ物にならないほど小さな部屋。
窓が小さく、窮屈にも思える…でも新しいホテルなのか綺麗で居心地は悪くない。
ただし、部屋が狭いので、その分音が周囲に響きそうな感じがした。
数分遅れて部屋に到着したK。
K「泊まって大丈夫なのかな…」
少し心配そう。
私「大丈夫でしょう?ルームサービスrとか頼むわけでもなし…」
K「そうだね…」
狭いユニットバスを覗き込みながら…
K「何か、マンションのバスルーム思い出す。」
私「そうだねぇ~中野のでしょう?」
品川のマンションはユニットバスではなく、お風呂だった…Kが言っているのは中野のマンションだった。
K「うん、あっちの。俺、1回しか使ったことが無いけど…。」
Kと恋に落ちて、かつての恋人Jと暮らしていた中野のマンションを出るまでの4ヶ月間、Kは一度たりとも
私のマンションに泊まったりはしなかった。
マンションに来て、朝まで話し込んだときが数回、そのまま仕事に行くのに、バスルームを使ったことがあった。
私「狭くても大丈夫よね?」
K「何が?中でするのに?」
私「違うよ、そういう意味じゃない。」
K「あれ?違うの?」
私「湯船、お湯張れないでしょ?」
K「シャワーで…立ったまま…」
無銭宿泊者の分際で、怪我をする訳にもいかないので、悪ふざけしそうなKを制して、シャワーを浴び
夕方に待ち合わせした時の待ち時間で買った旅行雑誌を二人で眺め始めた。
いつもの広いベッドとは違うから、寝そべってぴったりくっついて仲良くあーでもないこーでもないと話す。
何回でも、ふと横を向けばKISSできるほど近くに居るK。
私は横を見るたびにKISSをしたせいで、Kのスイッチが入ってしまい、旅行の話は一旦停止。
いつもより狭いベッド…でも不便を感じるからこそ、何だか萌えるような感覚。
いつもなら攻め続けるKから逃げ出そうとして、逃げても逃げても、広いベッドからは脱出できない。
けれど、ここは逃げれば壁に手が届く、枕もすぐ側にある。
ベッド周辺を荒らしてしまうかのように、体の向きを変え、場所を変え…
興奮度は高まるけれど、音が漏れるのを気にして、声を抑える。
動きも激しい小刻みなものではなく、大きく深く…隣の部屋に気づかれないように気を配る。
そしてこのまた不便が、私とKを興奮させる。
何度(私が)果てたか解からなくなった明け方、そのまま眠ってしまっていた私が目を覚ますと、Kが何やら
コーヒーテーブルの上で紙に何かを書いているのが見えた。
私「何してるの?寝ないの?」
K「あぁ、帰ろうかと思って…」
え?帰る?耳を疑った。
K「家に大事な仕事に必要な物忘れてるの気づいたから、今日の撮影前に取りに戻らないと…」
私「何も今でなくても…」
時間は朝の5時過ぎだった
私「仕事、何時?」
K「10時入り、外苑。」
私「ここから近いのに残念、ドジだねぇ、忘れるなんて。」
K「うん、ホテル青山だって聞いたときはラッキーって思ったのに…」
私「でも、まだ時間あるじゃん…5時間も。」
K「その…家で…起きないうちに取りに行かないと…」
私「そっか…」
急に現実に引き戻されたような感覚。
Kと会っている事は、嘘ではないし、夢物語でもない…けど、急に夢から覚めたような気分になった。
恐らく、忘れ物を取りに来れるような距離に居るのなら、外泊する理由にもならないから、奥さんがおき出す前に
家に忍び込んで、忘れ物を取って来るんだろう…
でも、犬とか居るし、危険じゃないか?
それは心配だったけど、聞くことも出来ずに、Kを見送った。
早めに戻ってこれて、私がまだチェックアウトしてない時間だったら、朝ご飯を食べようねと言ってKは出て行った。
がー私がチェックウトする時間、10時、すなわちKの仕事開始時間になってもKからの連絡は無かった。
「仕事は間に合ったんだろうか?」と心配しながら、私も自分の仕事の打ち合わせへと出かけた。
夜…自宅に戻った私にKから連絡が来た。
K「今朝はゴメンね。仕事は間に合ったから。心配かけたかな?」
私「そうか、良かった。」
でも、これは全然良くなかった。
私の予感が的中したのか、家に戻ったKは犬に音を立てられ、奥さんを起こしてしまった。
どうしてkも必要な機材だから、無理をして帰ってきたんだと言い訳したそうだけど…
K「なんかさ、来週末に出かけるって突然切り出されて…」
私「どうしたの?お出かけするの?」
K「来週、俺仕事が立て続けだから、あくびと会えないなって思ってたけど、週明けの月曜は仕事無いから
あくびの予定を聞かなきゃなって思ってたのに、そこへ来て週末の予定がもう決まってしまってて…ごめん。」
私「何を謝ってるの~」と、ふと10月のカレンダーをめくってみた。
『来週末は11月2日(土)11月3日(日)そして振り替え休日の11月4日(月)』となっていた。
私「あ、わかった…連休全部がダメって言いたいのね。」
K「ごめん」
私「平気だよ、忘れてたから、ちょっと驚いたけど…ママの仕事が定休日だし、たまには親孝行するよ。」
K「じゃ、来週末は家族デーって事で…」
その言葉にズキッとした。
Kは悪気も無く、私と母のことを言ってくれたのかも知れないけど、それは「俺はあくびの家族じゃない」
「あくびと俺は家族じゃない」という事を言われている事と同じだと思った。
私の顔は一瞬曇っただろう。
だけど、電話の向こうのKには判らない。
明るくいつも通りに、他愛の無い話を沢山して電話を切った。
歌詞はコチラ
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Kとの関係が再会して2年半ほどになり…馴れ合いの関係になり始めていたのか
こんな風にKの不用意な言葉や態度を目にすることが増え始めていた。
私のことを『割り切っている女』と受け止めてしまっているのだろうか?
少し乱暴にしても、悪ふざけが過ぎても、愛しているから受け止めていたはずだけど、
もしかしたらKは私を「割り切れている女性」と思っているのではないかと、疑い始めてしまった。
旅行費のためとは言え、ホテルで密に過ごす時間が減っていたのも、関係してたかもしれない。
何となく、すれ違いや勘違いを感じた日は『旅行に行かなくても良いから、毎日のようにKと過ごしたい』
そんな風にすら思っていました。
ピグで先日表参道が登場したときに、この日食べたとんかつ屋のことをすぐに思い出しました。
そこからこの話を思い出しながら掘り下げたら、一昨日の11月3日に関係している話に偶然繋がっていました。
Kと再会して94・95・96年と、3回の誤魔化してやり過ごす日を経験しました。
翌年の97年は、やり過ごすどころではない出来事が起こり、それどころじゃなくなってしまいました。
その話は、いずれ…。
曲は当時すごく流行っていた曲です。
私はGlobeのKeiko(現Kco)の歌声があまり好きではなかったのですが、カラオケでこの高音に
挑戦するのが、友達との間の流行みたいな事になってて、歌っていました。
この年の最初の「Depertures」といい、切ない曲ですよね。

コメントいっぱい待ってます♪
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先週までは16:00が多かったのに、今月から15:00が多くなっています。
10月31日のハロウィンの日から、イギリスの夏時間が終わり、イギリスは通常のグリニッジ時間に戻り
日本と9時間差になりました。
15:00+9時間で、24:00、そう、日本の日付が変わった時間に投稿されております。
恋ウタの過去ログは恋ウタ-ダイジェストからお時間のある時にどうぞ。
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10月下旬。
旅行資金のために、お泊りで仕事をするのは激減していた。
Kと再会してから、色んなところへ2人で旅行に出たが、殆どが折半になるというのは、今度の
パリ旅行が初めてとなる…いつものようにのほほんとKの後にくっついて行く旅行ではない。
私のパスポート(10年)が出来上がってきたので、仕事で東京に居る間に時間を作ってKと会った。
夕飯を外で…車で来ていた私と合流し、表参道から少し入った老舗のとんかつ屋へ。
10年パスポートを始めて見たK。
自分のは再来年に切れるから、今度は10年にすると言っていた。
K「査証のページが沢山あるね」
私「うん、今までのと厚みも違うし…」
穴の開かれた古いパスポートと見比べる
K「スタンプ、結構あるね。」
私「そう?Kのが多いでしょ?前のパスポートは沢山スタンプあったよね、仕事でも行ってるだろうし…
私はKと出かけた以外は、友達とハワイ4日間だけだもん、少ないよ。」
Kと再会した2年前の94年の秋に、同級生と女3人でハワイのマウイ島へ遊びに行った。
Kのパスポートは、私と出逢った頃のものは、アメリカ時代のスタンプが沢山押されたもので
とても使い古した感のあるパスポートだった、そして一度だけ中を盗み見たことがあった、Kの結婚後に
更新したパスポート。
仕事で出かけたと聞いたスタンプがチラホラあるだけで、家族旅行で出かけたりしたような
痕跡の無いパスポート。
海外旅行が大好きという感じではないけれど、色々見たものを写真に収めたいKだから
旅行へ行くと、カメラにやきもちを妬きそうになるくらい、Kの目は好奇心に溢れる。
そんなKが、なぜ奥さんと海外旅行に行かないのか、気になった…けど、聞けるわけも無い。
食事をしながら、ふと、そんな事を考えていた。
その日は、取引先からホテル代も支給可能となったので、ホテルを予約してあった。
いつも利用してたホテルでは、予算オーバーとなるため、取引先から教えてもらった青山のホテル。
車を停めるのが困難な表参道だから、食事にあまり来る事は無かったのだけど、歩いて行けるから
好都合だね、と表参道までホテルから歩いてきていた。
当然、帰り道も歩き。
表参道を散歩するのは大好きだった。
東京に住んでた頃は、週末実家へ戻るKだったので、日曜は暇を持て余す私。
一人でぶらりと代々木公園のフリーマーケットに出かけ、公園通りを下り、渋谷から外苑前まで
古着屋などを漁る散歩をよしていた。
夕方に実家から戻ってくるKと外苑前で待ち合わせをして、食事をして品川まで一緒に帰ったりしていた。
当時は、表参道のクリスマスイルミネーションが綺麗で…バブルの時期だったから豪華だった。
10月下旬のこの時期は、まだイルミネーションは点いていない。
K「もうすぐかな、イルミネーション…」
私「そうだね、12月には点いてるね、きっと」
K「でも、今年はもっとすごいイルミネーション見るもんね」
私「ん?」
K「シャンゼリゼ行くでしょ?」
私「あ、あぁ…そっか、行くね。」
K「ここ(表参道)のイルミネーションは、パリを真似して作ったんだよね?」
私「へぇ、知らなかった。」
K「ずっと本物を見たかったから、楽しみだ。」
私「綺麗だろうね…」
そんなパリへの想いを語りながらホテルまで散歩。
やはり、Kとのこんな会話をしながらの穏やかな時間が好きだ。
一人だけニヤニヤしながら歩いていたのではないか?
ホテル代として支給されたのは当然のシングル料金。
ホテル前に着いた私達は時間差を置いてホテルの部屋へと向かった。
いつものホテルや、特別な日に泊まったホテルとは比べ物にならないほど小さな部屋。
窓が小さく、窮屈にも思える…でも新しいホテルなのか綺麗で居心地は悪くない。
ただし、部屋が狭いので、その分音が周囲に響きそうな感じがした。
数分遅れて部屋に到着したK。
K「泊まって大丈夫なのかな…」
少し心配そう。
私「大丈夫でしょう?ルームサービスrとか頼むわけでもなし…」
K「そうだね…」
狭いユニットバスを覗き込みながら…
K「何か、マンションのバスルーム思い出す。」
私「そうだねぇ~中野のでしょう?」
品川のマンションはユニットバスではなく、お風呂だった…Kが言っているのは中野のマンションだった。
K「うん、あっちの。俺、1回しか使ったことが無いけど…。」
Kと恋に落ちて、かつての恋人Jと暮らしていた中野のマンションを出るまでの4ヶ月間、Kは一度たりとも
私のマンションに泊まったりはしなかった。
マンションに来て、朝まで話し込んだときが数回、そのまま仕事に行くのに、バスルームを使ったことがあった。
私「狭くても大丈夫よね?」
K「何が?中でするのに?」
私「違うよ、そういう意味じゃない。」
K「あれ?違うの?」
私「湯船、お湯張れないでしょ?」
K「シャワーで…立ったまま…」
無銭宿泊者の分際で、怪我をする訳にもいかないので、悪ふざけしそうなKを制して、シャワーを浴び
夕方に待ち合わせした時の待ち時間で買った旅行雑誌を二人で眺め始めた。
いつもの広いベッドとは違うから、寝そべってぴったりくっついて仲良くあーでもないこーでもないと話す。
何回でも、ふと横を向けばKISSできるほど近くに居るK。
私は横を見るたびにKISSをしたせいで、Kのスイッチが入ってしまい、旅行の話は一旦停止。
いつもより狭いベッド…でも不便を感じるからこそ、何だか萌えるような感覚。
いつもなら攻め続けるKから逃げ出そうとして、逃げても逃げても、広いベッドからは脱出できない。
けれど、ここは逃げれば壁に手が届く、枕もすぐ側にある。
ベッド周辺を荒らしてしまうかのように、体の向きを変え、場所を変え…
興奮度は高まるけれど、音が漏れるのを気にして、声を抑える。
動きも激しい小刻みなものではなく、大きく深く…隣の部屋に気づかれないように気を配る。
そしてこのまた不便が、私とKを興奮させる。
何度(私が)果てたか解からなくなった明け方、そのまま眠ってしまっていた私が目を覚ますと、Kが何やら
コーヒーテーブルの上で紙に何かを書いているのが見えた。
私「何してるの?寝ないの?」
K「あぁ、帰ろうかと思って…」
え?帰る?耳を疑った。
K「家に大事な仕事に必要な物忘れてるの気づいたから、今日の撮影前に取りに戻らないと…」
私「何も今でなくても…」
時間は朝の5時過ぎだった
私「仕事、何時?」
K「10時入り、外苑。」
私「ここから近いのに残念、ドジだねぇ、忘れるなんて。」
K「うん、ホテル青山だって聞いたときはラッキーって思ったのに…」
私「でも、まだ時間あるじゃん…5時間も。」
K「その…家で…起きないうちに取りに行かないと…」
私「そっか…」
急に現実に引き戻されたような感覚。
Kと会っている事は、嘘ではないし、夢物語でもない…けど、急に夢から覚めたような気分になった。
恐らく、忘れ物を取りに来れるような距離に居るのなら、外泊する理由にもならないから、奥さんがおき出す前に
家に忍び込んで、忘れ物を取って来るんだろう…
でも、犬とか居るし、危険じゃないか?
それは心配だったけど、聞くことも出来ずに、Kを見送った。
早めに戻ってこれて、私がまだチェックアウトしてない時間だったら、朝ご飯を食べようねと言ってKは出て行った。
がー私がチェックウトする時間、10時、すなわちKの仕事開始時間になってもKからの連絡は無かった。
「仕事は間に合ったんだろうか?」と心配しながら、私も自分の仕事の打ち合わせへと出かけた。
夜…自宅に戻った私にKから連絡が来た。
K「今朝はゴメンね。仕事は間に合ったから。心配かけたかな?」
私「そうか、良かった。」
でも、これは全然良くなかった。
私の予感が的中したのか、家に戻ったKは犬に音を立てられ、奥さんを起こしてしまった。
どうしてkも必要な機材だから、無理をして帰ってきたんだと言い訳したそうだけど…
K「なんかさ、来週末に出かけるって突然切り出されて…」
私「どうしたの?お出かけするの?」
K「来週、俺仕事が立て続けだから、あくびと会えないなって思ってたけど、週明けの月曜は仕事無いから
あくびの予定を聞かなきゃなって思ってたのに、そこへ来て週末の予定がもう決まってしまってて…ごめん。」
私「何を謝ってるの~」と、ふと10月のカレンダーをめくってみた。
『来週末は11月2日(土)11月3日(日)そして振り替え休日の11月4日(月)』となっていた。
私「あ、わかった…連休全部がダメって言いたいのね。」
K「ごめん」
私「平気だよ、忘れてたから、ちょっと驚いたけど…ママの仕事が定休日だし、たまには親孝行するよ。」
K「じゃ、来週末は家族デーって事で…」
その言葉にズキッとした。
Kは悪気も無く、私と母のことを言ってくれたのかも知れないけど、それは「俺はあくびの家族じゃない」
「あくびと俺は家族じゃない」という事を言われている事と同じだと思った。
私の顔は一瞬曇っただろう。
だけど、電話の向こうのKには判らない。
明るくいつも通りに、他愛の無い話を沢山して電話を切った。
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Kとの関係が再会して2年半ほどになり…馴れ合いの関係になり始めていたのか
こんな風にKの不用意な言葉や態度を目にすることが増え始めていた。
私のことを『割り切っている女』と受け止めてしまっているのだろうか?
少し乱暴にしても、悪ふざけが過ぎても、愛しているから受け止めていたはずだけど、
もしかしたらKは私を「割り切れている女性」と思っているのではないかと、疑い始めてしまった。
旅行費のためとは言え、ホテルで密に過ごす時間が減っていたのも、関係してたかもしれない。
何となく、すれ違いや勘違いを感じた日は『旅行に行かなくても良いから、毎日のようにKと過ごしたい』
そんな風にすら思っていました。
ピグで先日表参道が登場したときに、この日食べたとんかつ屋のことをすぐに思い出しました。
そこからこの話を思い出しながら掘り下げたら、一昨日の11月3日に関係している話に偶然繋がっていました。
Kと再会して94・95・96年と、3回の誤魔化してやり過ごす日を経験しました。
翌年の97年は、やり過ごすどころではない出来事が起こり、それどころじゃなくなってしまいました。
その話は、いずれ…。
曲は当時すごく流行っていた曲です。
私はGlobeのKeiko(現Kco)の歌声があまり好きではなかったのですが、カラオケでこの高音に
挑戦するのが、友達との間の流行みたいな事になってて、歌っていました。
この年の最初の「Depertures」といい、切ない曲ですよね。

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