エントリー時刻 英国時間 2010-10-30 15:30

今月は2回しか書いてない恋ウタだったけど、風邪でぼーっとしてた時間とか
無理に出歩かなかった分、色々と考える時間がたっぷりありました。
いつも、短編的に覚えていた出来事や感情を、その日にタイムとリップするかのように
思い出し、書き上げていってたのですが、今月はその辺りに起こった出来事や
考えていた事をいくつも思い出しながら整理しながら考えていたら、自分の落ち度や
Kはきっとこんな事を考えたりしてはいなかっただろうか?という事が少し見えた気がします。

もう確かめる事も出来ない…
いや、生きてるんだから、確かめる術はあるけど、確かめるべき事なのかと問われると、
確かめなくても生きていけるよね、と答えられる位の気持ちだからいいかなって♪
自己満足とはちょっと違うけど、私がきちんと自信を持って歩くためと思っているから
事実をとことん突き詰めるよりも、きちんと消化というか浄化というか…
そうできればいいのだからと思って…

今月3回目の恋ウタ、頑張ります!!

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年末のパリ旅行まで3ヶ月をきった。
日程は12月22日~29日、5泊7日。
東京と同じように、地下鉄が網羅している都市なので、特に行きたい場所だけを自分達でチョイスし
出かける気侭な旅にしようという事になった。
旅費の支払日まで、ガンガン仕事を入れた。
8月から子宮内膜症の投薬も止めているので、普通に排卵や月経、そして月経痛ははあれど、薬の
副作用で悩まされる事も泣く、順調に仕事をこなしていた。

5月からの3ヶ月の投薬でほんの数ミリしか減ってなかった内膜の塊。
されど効果はあったのか月経痛もいくらか軽く感じた。
完治の道は長い…数年はかかる、でも諦めないで治療しよう…
心の強さを自分に求めていたせいもあって、「先ずは体が丈夫にならないと」と治療には意欲的だった。

ガンガン入れた仕事…だけど、パリ旅行の旅費捻出のために、お泊りを控えていた。
というのは、私が持っていた表向きの理由で、Kには言い出せない私なりの理由が少しあった。
「無駄にお泊りしていたら、ギャラが飛んでいってしまう」そうKに言っていた私。
理由が理由だけに、Kも理解してくれていると思っていた。

そんなある日、一晩お泊りで一緒に過ごした私達。
2週間以上振りの二人の時間なのに、甘いムードが漂わない。
理由は、Kの険しい表情だった。

私はKをなだめるのが苦手だ。
一緒に暮らしている頃は、平気だったと思う。
時々機嫌が悪いなって感じても、「放っておいてあげてるよ」見たいな空気を漂わせておけば
そのうち、Kの方から「ごめんね」と切り出して『構って』モードになってた。
これは、同じO型の私にはよく理解できる行動…結局は寂しがり屋で、怒ってる時に「大丈夫?」の
一言すらかけてもらえないと、寂しくなって痺れを切らし、自分から甘え出すのだ。

でも、今は一緒に暮らしているわけではない。
限られた時間の中で時間を作って会っている場合も多い。
その限られた時間に、険しい表情のKにどう接していいのか判らなくなってしまった。

一緒に暮らしてた頃のように、言葉をあまりかけずにいたけれど…
ホテルって、お喋りやTVでも見ていない限り、意外とやる事が無い。
放っておいても「自分の時間」を持てる訳ではないから、ぎこちない空気感が漂う。

シャワーを浴びに行く切欠で何か話しかけようとしたが
「シャワー浴びてきていい?」と聞くべきか「シャワー一緒に浴びる?」と誘うべきかで悩む。
結局、前者の「シャワー浴びていい?」と聞くと「うん」と素っ気無い返事が返ってくるだけだった。
一人でシャワーを浴びてても、いつものKなら絶対「お邪魔しま~す」と入ってくるけど
流石にそんな事も無く、私はシャワーを浴びてサッパリ出てきた。
辛うじて「Kもシャワーどうぞ」と声をかけたが、「うん」とまたもや素っ気無い返事。
でも普通にシャワーは浴びに行くK。

「出てきたら、ちょっとそそるようなポーズでTVでも見てよう…Kがその気になったら、いつもの優しいKと愛し合えるだろう…」
そんな風に作戦を練り、ソファーの上にバスローブ姿でゴロリと寝そべり、太腿をちらりと出しておく体勢でTVを見ていた。

少ししてバスルームから出てきたK。
私を見たかどうかは定かではないが、そのまま冷蔵庫へ直行し、中のミネラルウォーターをグビグビ。
作戦失敗か…いや、もうちょっと待つか…とそのままTVを見続けていたが、Kはベッドのほうへ行ってしまった。
これは、やはり作戦失敗だな…あーこの後の会話はどうすればいいのだ?
頭の中でモヤモヤ考え込んでしまった。

すると
K「あくび、こっちおいで。」
お、そう来たか!!!一気にテンションが上がったものの、表面には出さないで
私「んんん?なぁに?」
K「そんな所で、変な恰好して寝てないで…」
私のセクシーポーズは変な恰好だったのか…
K「おいでよ、こっち。寝るよ!!」
何だかいつもとは違うテンションのKに呼ばれるまま、ベッドへと入った。
でも、やっぱり何だかいつもと違う。
Kのちょっかいも中々始まらず、私は本気で寝てしまおうかと思った。

私「もうちょっと電機暗くしていい?」
と私がサイドテーブルのスイッチに手を伸ばすと、その手をKに掴まれた。
あまり明るいところでする事は無いのに、照明そのままのベッドの上でKが私の手の自由を奪った。
それは、まるで私の体から優しい感触を全て奪うかのよう。
Kの体が猛々しく荒っぽく私の体の上で暴れた。
怖いとは感じなかった…むしろ、それ自体は若干の興奮さえ覚えるほどだった。
しかし猛々しく暴れたのとは打って変わって、少しばかりの痛みで疲れ切った私の腕の中で石のように眠るK。
私はそんなKを受け入れるのは、苦痛には感じなかった。
でも、私の心の痛みは別方向からやってきた。
Kの中にある苦しみ自体を取ってあげられない悔しさだった。
Kが眠ったあとに何度も涙を零した。

それからまた2週間ほど過ぎた10月の終わり。
都内で仕事だった私が、たまたま数時間時間が空いたのだけど、生憎Kは丸1日撮影というスケジュール。
で、ここぞとばかりに、ずっと観る時間が無くて行けなかった映画を見ることにした。

Kが好きではないCHARAが主演の映画なので、誘う気も更々無かったのだけど…


「スワロウテイル」予告
アップロード者 SlattyJP

映画に行った事は、別に内緒にもしなかった。
Kが見たいわけ無いだろうと思ってたし、仕事で来られないのだから、「ま、仕方が無い」と思って
くれるだろうし…そう思っていたのだけど、映画が終わって私が次の仕事の打ち合わせで
異動している最中に、Kから電話がかかってきた。

K「映画観てたの?」
私「うん、さっき見終わって、今移動中。」
K「運転中?」
私「違うよ、今日は車じゃないから…今は渋谷駅のホーム」
K「(今夜はホテルに)泊まるんだよね?」
私「そのつもりだったけど、明日の仕事がポシャッたから、今日は帰ろうと思ってバスで来たんだ。」
K「なんだ、帰るのか…」
声のトーンが下がったのがわかる…
K「夜ご飯は?」
私「未だ決めて無いけど、7時半くらいまでに仕事が終われば、食べて帰れるけど…」
K「じゃ、仕事のめどがついたら電話して…俺はもうすぐ終わるから。」
時間は夕方の5時半を過ぎた頃だった。

が、打ち合わせが長引く気配になって、Kに電話を入れると…。
終わるまで待ってるから、近くまで迎えに来るという。
一体どうしたことだろう…今日のKはなんだか焦っているような雰囲気だ。

結局仕事が終わったのが9時を過ぎ、食事をしてから東京駅へ向かったら、終バスには間に合わない
だろうという時間になってしまった。
打ち合わせした会社を出てすぐKに連絡を取った。
Kは最寄の駅で待っていてくれた。
K「おつかれ…こんなに遅くまで、頑張るね。何も食べてないんだろう?」
私「うん、みんな食べそびれてたよ。他の人はどこか近くへ食べに行ったみたい。」
K「あれ、ごめん。あくびも行けば良かったのに。」
私「Kが待ってるって分かってて、行かないよ。」
K「そうか…じゃ、何か代わりに、美味しいものでも食べに行こうか?って、もうあんまり(終バスまで)時間が無いな。」
私「…」
K「別の日にするか、ご飯は。今日は顔を見れたから、それでいいから。バス乗り場まで送っていくよ…」
『顔が見れたから…』、心がズキンとした。
今日は朝から、何となくKを避けたい気分だった。
最近、時々見せるKの険しい表情、些か荒っぽいセックス、そしてお兄さんからの話。
全部を頭の中で整理する事が出来なくて、どんな顔で接していいのか判らなくなっていたのだと思う。
私だって会いたかった…そんな気持ちを押し殺すかのように、仕事で忙しい素振りでやり過ごそうとしてた。
でもKの言葉を聞いて、私の心がズキンとした。

会う約束をしてなかった日なのに、マメに電話を入れてきて、会いたいと言ってきてくれた。
こっちの仕事がずれ込んで遅くなってるのに、何時間も待っててくれた。
そして「顔を見れたから…」と言われ、私はヘナヘナ~と力が抜けてしまった。
この2週間、Kを避け気味だった(実際には会うチャンスが無かっただけだけど)ことをちょっと後悔し始めた。

乗客の少ない中央線に乗って東京駅を目指す。
ガラガラの車内、乗り込んでも私達は席に座らないでドア口に立っている。
手を繋いでぴったりとくっつく。
座っているより、密着できるのを、お互い判っているからだ。
人目も少ないから、構わずKissをする…
ふと視線を反らすと、反対側のドアの窓に、自分達の姿が映っている。

東京駅に着き、八重洲南口改札を抜ける。
バスの回数券を出しながら、時刻表と睨めっこ。
終バスまであと3台ある。
時間は40分ほど。

私「最後のに乗るから、どこかで座ってお茶でもしようか?」
K「いいの?これに乗らなくて?」
終バスより2本早いバスが、ターミナルに入ってきた所だった。
私「急いで帰る必要ないしね。」
K「俺はいいけど、あくびはお腹空いてるんじゃないの?」
私「大丈夫、Kは?」
K「俺も大丈夫」
私「じゃ、どこか座る?」
K「中に入ろうか?ちょっと寒いよな。」
私「うん」
手を繋いだまま、東京駅の建物の中に戻る。
どこへ行くと決めたわけでもなく歩いていたら、Kに手を引っ張られた。
Kが歩いていこうとする先はコインロッカーのコーナー。
どうかしたのか?と聞く間も無く、ひと気の無いコーナーを曲がると突然Kに抱きしめられた。

私「どうしたの?」
やっと声が出た。
K「どうもしない、あくびを抱っこしてるだけ。」
私「いや、突然さぁ、びっくりするよ」
私の背後にはロッカー、鍵がささっているので、すり抜けたりは出来ない。
K「言っていいのか判らないんだけど…」
私「何を?」
K「今日、一緒に居たい…」
嬉しい言葉だった…
K「お泊りの準備してないのは判ってるけど…」
私「そ、そうね…」
ちょっと冷静に返答してみた。
K「やっぱりダメ?」
声のトーンが変わった…時々出てくる甘えん坊のKになった声だ。
私は、頼もしいKも、優しいKも大好きなのだけど、この、ちょっとだけ甘えん坊になるKに弱い。
2週間前から抱えていた不安が、少し消えかかった。
私「一緒にって、朝まで?車無いから、中途半端な時間まででは困るよ。」
もうそれは、「一緒に居るよ」と返事を下も同然だった。
K「うん、朝まで。いや昼まで仕事無いよ、俺。」
私「じゃ、昼まで寝てられるホテル探して。」

とりあえず腹ごしらえ…と食べに行きたかった銀座のベトナム料理店へ行き
電話帳を借りて延長料金無しで12時チェックアウトのできるホテルを探すK。

銀座から浅草方面に出る途中のホテルを予約し、チェックインできたのは真夜中過ぎだった。
昼まで眠れるから…と言いながらも、寝る間を惜しんで愛し合ったのは言うまでもありません。

ちょっと不安だったけど、その日はいつもの優しいKに戻っていました。


Yen town band "Swallowtail Butterfly"
アップロード者 GO-GO-STALIN
歌詞はコチラ

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荒っぽいKを受け入れる事は、そんなに苦痛ではなかったのですが、
Kをそうさせてしまっている何かがわからないことが一番の不安でした。
私はその不安から逃げ出したくなっていたんだと思います。
でも、顔や態度に出てしまうO型の私…Kは感じ取ってしまったのでしょうか?
「一緒に居たい」という言葉は、東京でお泊りの仕事=一緒に過ごすという風に
定着してしまってからは、滅多に言わなくなっていたKです。
言う必要が無かったのも事実ですが…こんな風に言われて、何だか初心に戻されたような気分でした。

私の強くなりたいと願う気持ちは、更に増すのですが、私が強く居るために
必要なパワーは、Kの優しさではないか…Kが優しいと気持ちが安定し
何でも挑戦できるような気分になれる…そんな風に感じました。
自分を変える切欠探しが、始まる頃でした。

歌は…CHARAさんのYEN TOWN BAND。
CHARAさんやカヒミさんのようなウィスパーボイスで歌うシンガーをKは苦手としてました。
私は遠くまで通り過ぎるハッキリした声質なので、こういう声や歌い方にすごく憧れてたんですけどね…。
お二人とも同じ年(学年は彼女達のほうが1つ上ですが、同じ昭和43年生まれ)とあって
すごく共感もしたし、こんな女性になりたいなって感じでした。
ただ、彼女達を目指すと、Kの苦手なタイプになってしまうのかしら?とかも思ったりしてw

未熟者スラッティー
コメントいっぱい待ってます♪