エントリー時刻 英国時間 2010-09-18 00:20

その66で誕生日のエピソードまでかけると思ったのに無理だった…
いつも思い出しながら書いてると、書き始める時点で覚えている事以外のことまで思い出して
加筆してしまうから、凄く長くなる。
それでも読んでくださっている皆さんに、感謝します!!
それでは誕生日のお話、書いてみますね。

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ホテルの朝…2泊目はカーテンを閉めずに眠った。
ホテルで迎える白い世界になった朝が好きだから。
私の目覚まし時計は、私の携帯電話、当時はまだ着ウタとかないから、普通にアラーム音。
ピピピピ…となる前に止めた。
数分前に偶然目が覚めて、横に子供みたいな顔をして眠っているKが居たからだ。
仰向けで口が半開き…時々Kがしてくれるんだけど、私が目覚める時にわざと私の顔、鼻スレスレに
顔を近づけて目が覚めるのを待っているのだ。
ちょっとビックリするけど、凄く嬉しいので、今日は私がやろうと思ってKの顔にぐっと近づいてみる。
しばらくピントが合わないほどの距離で待っていたけど、目が疲れる。
目を閉じて待ってみた…当然の二度寝…。

K「あくび、時間平気?」
とKに起こされたのはそれから1時間近くも経った後だった。
私「あ~朝ごはん食べてる時間が~無い!!」
昨夜は流石に病院で朝ちゃんと起きるつもりで居たから、朝食を買い込んではいない。
K「シャワー浴びて!!内診だろ?ちゃんと洗って!!」
あぁ、そうだった…洗わなきゃ、Kの痕跡は残してはいけない。
シャワーキャップをかぶって体を洗っていると、バスルームのドアが開いてKが入ってきた。
自分達で持ってきた洗面道具を片付け始めた。
K「歯磨き今して!!そうしたら俺が片付けるから!!」
言われるがままにシャワーを浴びながら歯を磨く。
K「慌てなくて良いよ、チェックアウトは俺がするから、あくびは先に車で病院へ行きなよ。」
私「う、うん。Kは?」
K「荷物片付けてチェックアウトしてから地下鉄で病院まで行くよ。」
私「うん、解った。荷物、ごめんね。」
K「大丈夫、心配ないから。」
シャワーを終えて猛ダッシュで着替えて私は病院へ向かった。

病院の駐車場に車を入れて、予約の時間に数分遅れて受付を済ませた。
月曜日とあって、ちょっと混んでいるみたいだ。
「Kも電車で…混んでるだろうな…外は暑いしなぁ…お腹空いたなぁ…Kは朝ご飯食べたかな~」
そんな事を考えながらの待ち時間…長い、いつもより相当長い。
これも遅刻をしたせいか??
昨夜は早めに寝たつもりだったけど、結局Kとふざけていてそんなに寝ていなかったんだと思う。
だんだん睡魔に襲われる。

K「寝てて名前呼ばれて判るの?」
いきなり横から声がした。
うとうとしている間にKが到着してしまったのだ。
私「あ、寝てた?わかるよ…多分。」
K「ならいいけど…順番まだ?」
私「今日は混んでるみたいよ」
K「俺、下か車で待とうか?」
混んでてどの人が婦人科の患者で、どの人が隣の課の患者だかわからない。
私「今日は平気じゃない?」
K「だね、きっと。」

しばらくして名前が呼ばれた。
私「ここで待ってなくて良いからね、終わったら電話するし。」
K「うん。」
Kを置いて診察室前の待合廊下に入った。
内診はもう何回か経験しているので、大分慣れた。
とはいえ、挿入されるのはいやだ。
手袋を嵌めていると思われる看護士か医師の手で潤滑用のジェルをベロッと塗られるのも気持ち悪い。
エコーで内膜の塊の正確な大きさを測るために、何度も何度も色んな角度にスキャンを回転させる。
医師の「もう少しね…」と優しそうにかけてくる声も、何度も聞くとイライラしてきそうだった。
内診が終わると、吸収性のあまりなさそうな紙のようなものでササッと股間を拭かれるだけ。
「診察台から降りて良いですよ~」とカーテン越しに看護士に言われ、問診をする診察室に戻る。

2ヶ月でたった3ミリしか内膜の塊は縮小していなかった。
いつごろから内膜が溜まり始めたのかは知らないけど、月経が始まった13歳になった夏から15年の間に
4センチほどになった内膜の塊がたったの2ヶ月で3ミリ減っているのは早いほうなのかもしれない。
だが、3ヶ月投薬したら3ヶ月投薬はお休みする。
つまり、年間通しても6ヶ月しか治療が出来ない。
単純計算でも6ヶ月で9ミリしか縮小しないのなら、4年以上治療に掛かるという計算だ。
私、三十路の大台に乗ってしまうよな…一気に色々考えた。

医師にまた聞かれた『結婚のご予定とか無いんですか?』
痛い質問だ…それに28歳でそういう彼氏が居ないってのもなんだか情けない。
でも嘘は言いたく無いし…こんなときに離婚暦は役に立つ。
私「一度して失敗してますからね…等分する予定は無いですね。」
モテナイ女、結婚できない女という視線は回避できる…つまらない見得を張る。
医師にちゃんと毎日基礎体温を付けないと駄目だと念を押され、肩を落として診察室を出た。
Kが待っていた。
混んでいるのに同じ椅子に座っているという事は、何処にも行かずに待っていたんだろう。

K「平気?」
私「うん」
K「どこか痛いの?」
別に何処も痛くも無いけど、気分はあまり上向きではない。
私「薬、出るから下へ行こう。」
K「うん…お腹空いてない?病院の売店あるよ、何か買って来ようか?」
私「あと少しだし、外でちゃんとしたもの食べる。あ、Kは食べた?もうすぐお昼だよ。」
K「食べてないよ。」
私「ごめんね、私のせいだね。」
K「いや、食べる時間はあったけど、食べなかったんだよ。」
やさしいなぁ…
K「誕生日なんだし、美味しいもの食べに行こう。」
私「あれ?言ってなかった?私午後に一つ仕事の打ち合わせがあってね…」
K「そうだったっけ?何処で?」
私「B氏の所、銀座。」
K「CMか何か?」
私「判らない。多分どっかの会社のビデオかな?ま、打ち合わせだけだからすぐ終わるよ。」
K「じゃ、夜は開いてる?」
私「うん」
K「俺はオフだから、待ってるよ。」
私「何処で?」
K「部屋で…」
私「部屋って…????…あれ?K荷物は?持って無いじゃん?え、ホテルに置いて来たの??」
K「うん、もう一泊する。あくびが泊まれなくても、良いやって思って。」
ぎえー部屋代1泊3万円位するのに、一体何を考えているんだ!!
私「K、お金使いすぎだよ…」心配になってつい言った。
K「俺が稼いだお金だよ…」
私「そうだけどさぁ…」家庭の事まで口は挟めないから、それ以上は言わなかった。
K「とりあえず、ブランチだな、あまり遠くへ行かないで…Homework’sで良い?」
私「私も同じ事考えてた。広尾でランチってHomework’sが一番最初に出る。」
K「じゃ、きまり。」

薬を受け取り、病院を後にして、12時少し前にHomework'sに到着。
12時前なので並ばずに座れた。
外資系の会社が多いのか、はたまた大使館関係?外国人のお客さんも多い。
クロワッサンのサンドイッチにたっぷりのおかずのブランチを食べ終わり、外に出ると蒸し暑い。

打ち合わせの時間に遅れないように銀座を目指す。
Kはホテルへ戻るのかと思いきやB氏の会社の前まで一緒に来た。
出来たばかりのコインパークへ車を停めるよう指示されていたが、満車。
B氏に電話をしようとしたら
K「俺が乗ってるよ、その辺ドライブしておく。終わったら電話して。」
Kがそういうので、車を預かってもらった。
B氏の会社まではそこからブロックを3つほど…まそれくらいは…と歩いた。

しかし、この姿を目撃されていた。
よりによってB氏に…
KはB氏と折り合いが悪くなったのか、もう一緒に仕事をしていない。
ある日、仕事が終わった後の食事の席で私とのことを突っ込まれ、会っていると話して
B氏は「だらしがない」と怒ったそうだ。
Kはだらしが無いのだろうか?仕事はちゃんとする。
プロ根性は持っているはずだ。
私のことは、だらしが無いからしている事なの?こういう事がだらしが無いことなの?
B氏は仕事上ではソコソコ厳しい、そして私を贔屓にしてくれているのか良い仕事をさせてくれる。
しかし、Kとのいざこざを聞いてから、微妙に顔を合わせ辛いと思っていた。
そんな矢先に、Kと一緒のところを、しかもKが私の車に乗って去っていくところを目撃されたのだ。

B「K、来てたね。」
私「あ、知ってました?」
打ち合わせは普通に始まったが、何となくいつも冗談をぶちかますB氏が大人しいので、
機嫌が悪いのかと思っていた。ま、B型社長だから…気まぐれだもん。そういう日もあるよな。と
あまり気にはとめていなかったのだけど、Kと一緒のところを見られてたのか…
B「これからデート?」
私「あぁ、ご飯を食べるんで…」
デートとモロに言うより、食事を約束してたくらいのニュアンス程度ならいいかと思ってそう答えた。
B「バースデーディナー?」
え、知ってるんだ。私の誕生日…あ、そっか、前にプレゼン用ビデオの製作時に、
ナレーターのプロフィールを載せたんだった。
私「あぁ、そう。奢ってくれるって言うから。」
そういう事にしておこう。
B「なら仕方が無いか。」
私「どうかしました?」
B「いや…誕生日なら仕方ないかって…」
私「高いものご馳走になってきますよ!!」
そうお茶らけて、打ち合わせを終わらせてB氏の会社を後にした。

Kに電話をすると、皇居付近をぐるぐるドライブしてたらしい。
晴海通りまで出て拾ってもらった。

私「ごめんね、つき合わせちゃって。」
K「いや、のんびりドライブできたから。」
私「夕飯には早いから、どこかまだドライブする?」
K「これからラッシュアワーになるよ。」
そうだ、月曜日だっけ。
私「じゃぁね、どこか食べに行く前にシャワー浴びたい。病院で使ったジェルが乾いて気持ち悪い。
下着の予備あるから、履き替える。いい?」
K「了解。俺も朝、シャワー浴びないで出ちゃったから…」
そんなに急いで私を追いかけてくれたんだ…やさしいなぁ。

再びホテルまで戻り、シャワーを浴びた。
K「レストラン、予約入れたから7時。まだ時間あるからゆっくりしてて。」
入れ替わりでKもシャワーを浴びる。
2泊の予定だったから、洋服の予備は無い。
折角さっぱりしたのに、今日着てた洋服をすぐ着る気にもならないので、バスローブに包まって
TVを見てた。
今日は食べ終わったら帰ろうかな~一緒に泊まろうかな~誕生日が店の定休日で一緒にご飯を
食べたいって言ってた母と、食事の代わりに火曜日に買い物に行く約束もあるしな…。
そんな事を考えていると、Kがバスルームから出てきた。

K「今日、泊まるの?」
早速聞かれた
私「うーん、明日の昼間、ママと買い物行くんだよね。」
K「じゃー帰る?」
私「でも、帰るとなると、車だから何も飲めないね。」
K「じゃー泊まる?」
私「食べ物次第かな?飲まなくても楽しめる食事なら、飲まないで…」
K「わかった」と言ったK…ちょっとニヤリと笑った感じだった。

K「少し、お腹空かせようか?」
私「えー私もうお腹空いてるよ。」
K「まだ予約の時間まで2時間半もある。」
私「何分前に出れば間に合うの?」
K「3分前?」
私「あぁ、ホテルで食べるの?ならいいね、ゆっくり出来る。」
K「じゃ、食前運動…」
私「シャワー浴びたばっかりなのに…」
K「あくびは動かなくて良いよ」
そんな訳にはいかないんですけど…

柔らかい空気が二人を包み始める。
日が傾き始め、優しい誕生日の夜が始まった…

K「いつの間にか大人になってたね。」
私「あぁ、28?大人かな?判らないな、あんまり変わった気がしないし。」
K「子供の頃ってさ、今の自分の年齢ってもっと凄く大人だと思ってなかった?」
私「思ってた。今でも思う。本当はもっと大人じゃなきゃいけないのにって…」
K「俺もだ…30になるって、もう凄い大人な事だと思ってたから、自分がそうじゃないから…」
私「Kもそんな事思うんだ…意外かも」
K「そ?」
私「Kと出逢った頃ね、Kを大人だなぁって思ってみてたよ。出かけた時のエスコートの仕方や
そうね、エッチの時とか、お姫様みたいな気分になる。凄いなぁって思ってた。」
K「あぁ…必死で努力してるから、その辺は…」
何となく判ってた。Kの過去の女性、Kの人生を変えた女性、アメリカで交際していた年上の女性。
「男の子はこうあるべき」とか「エッチの時にしてはいけない事」そんな事をKに教えたのは彼女。
その教えを守り通しているってのも、変な話だが…Kを振った女の教えなのに。
でもKのお兄さんやJ、Kを昔から知る知人の話では、学生時代のKはモテル気配も無い男だった。
ちょっとオタクでカメラ小僧。だからアメリカでの事はKなりの「恋愛の基礎」なのだ。

私にはKより多分それまでの恋愛経験はある。
でも、Kと出会ってからは、Kとの恋愛が私の恋愛の基礎になっている。
そのせいか、誰かと食事に出かけても、その時点で「駄目だこりゃ、恋愛対象じゃないな」って
事になって、K以外の人を好きにはなれないのだ。

触れ合っている肌が、ピトッとくっつくほど、汗ばんだ。
K「あくび、出かける前にもう1回シャワー浴びたい?」
私「べつに良いよ、このくらいなら。汗臭い?」
K「ううん、良いにおい。」
愛し合っているときに相手の汗の匂いなんて臭く感じないよな…
私「ならいい。なんか面倒だし。」
K「そう?じゃ、その時間もうちょっと抱っこしてて良い?」
さっき果てたはずのKなのに、復活し始めてしまったらしい。

私が打ち合わせをしている間に、ちゃんと薬局へ行って避妊薬も購入済み。
シャワーも浴びずに2度目となると、中が湿りすぎていると言うか、ヌルヌルなので、Kの指につけた
避妊薬はスルリと入ってしまう。
でも急いで指は抜かないと湿り気でオブラートみたいな避妊薬が溶け出して指にくっついてしまい
子宮口付近に置いてこれない。
でも私の体をきっと知り尽くしているK…的確に一瞬で避妊薬を挿入できるのだ。

K「あんまり出ないと思うけど…」
私「そうだね。」
私も何度も果てた後だったけど、また体の中が熱くなってくるのが判る。
外は日が暮れ始め、昨日はあまり見えなかった高速道路のテイルランプの行列。
遠くに東京タワーも見える。
下を流れていくテイルランプを目で追うと、その先に新宿のビル群も見える。
カーテンを開けたまま、窓越しにテイルランプを見下ろして愛し合った。

6時45分、ようやく服を着る。
Kが珍しく浅葱色のジャケットを着た。
私「ドレスコードあるの?」
K「あると思うよ。」
私「それを早く言ってよ、お化粧ももっと丹念にしなきゃ!!」
B氏のエアコンのガンガンきいた会社で打ち合わせだから、たまたま私もカーディガンを用意してた。
靴が車の運転もあったからローファーでカジュアル過ぎるけど、仕方が無い。
今日着てたツーピースではなく、昨夜(夜だけ)着てたワンピースを着てカーディガンには腕を通さずに
肩から羽織って、一応格好はついた感じ。

私「で、何処で食べるの?」
大好きな銀座の久兵衛が入っているので、期待してたが、ドレスコードが鮨屋にあるわけが無い。
K「実は、俺も行ったことが無いから…」
部屋にあった館内マップを何度もチェックしてたどり着いた場所は…

トゥールダルジャン東京

K奮発しすぎです。

久しぶりのネクタイ姿…20代の頃より、似合うようになったな。
やっぱり体格に、貫禄が出てきたからかな?
私は私で大緊張!!
いつもなら手を繋いでいるところだけど、カッコつけて腕を組む。
静かな店内…もーなーんにも覚えてない!!
詳しく無いし、好き嫌いも殆どないからコース料理を予約してたK。
助かりました。
でも、ここでワインも飲まずに食事と言うわけには行かないと思い、ソムリエさんに
「誕生日なんで、彼がご馳走してくれるんですけど、私が何も知らずに凄く高いワインを頼むと
申し訳ないので、私の代わりにお手ごろで飲みやすいのを選んでください」とお願いしました。

こういうところで、知ったかぶって大きな失敗をするよりは、特別な日で来たけど
訳がわからないから、よろしくお願いしますと言ったほうが賢いと思ったのだ。
そこは持て成しの最上級の方々…快くリクエストを聞いていただき、最後には小さな
デザートまでサービスしていただけた。

コースで何を食べたか、全く思い出せない…(月日のせいではないと思う。記憶があまりにもあやふや。)
ただ、この食事中に一番印象に残っているのは、Kの告白だった。

K「あくび…美味しいもの食べてる顔撮りたいな。」
私「流石に、写真は撮ってはいけないんじゃない?カメラ部屋でしょう?」
※当然ですが、店内は撮影禁止です。
K「いや、美味しそうに食べるなぁって思って。」
私「だって、美味しいじゃない。」
K「あくびは表情がコロコロ変わるから、面白いよ。」
私「こーんな丸顔が?前にメイクさんにあまり顔が変わらないタイプですねって言われてたのに?」
K「あぁ、俺がバイトしたスタジオの人?」
私「そうそう、あのメイクさん。いくら無料体験でメイクしてもらったとは言え、私に向かって
『あまり化粧栄えしませんね』って失礼じゃない?」
K「あくびの顔、あんまり描いたら小柄だし、バランスが悪くなりそうだもんな。」
私「でもあそこ、バストアップしか撮影しないスタジオじゃない、身長関係ないよ。」
K「確かに…でも俺はノーメイクが一番好きかな。」
私「私も…3時間も化粧したままでいると肌が痒くなる感じがする。」
K「どこかに泊まった時さ、あくびがお風呂でメイク落として出てくるだろ?卵みたいな顔して。」
私「卵?私、丸顔だけど?」
K「いや、洗い立てのプルルン、ツルルンって顔。」
私「あーゆで卵ね。剥いた奴。」
K「そうそれ。いつも見るとなんかちょっと安心する。子供みたいな顔。メイクしてる顔より確実に
5歳くらい若くなっちゃうのに、ドキドキする。」
私「安心するの?ドキドキするの?どっち?」
K「どっちもだよ。ほっとして見てるんだけど、触りたくなる。」
私「なるほどね。じゃぁ、今度ばっちりメイクしたのを、スッキリ落としてそのギャップを楽しんでもらうわ。」

K「冬場とかさ化粧崩れにくいから、濃いの出来るね。」
私「そうだね~」
K「冬休み、またどこか行こうよ。」
私「また?」
K「うん、また。遠くへ行ってみたい。」
私「遠くって?またイタリアとか?」
K「今日は~折角こうやってここで食べてるんだから、パリに行こうよ。本家でも食べてこよう。」
私「冬休みに?クリスマスディナーを?凄い高そう!!」
K「日本語はともかく英語は通じるかな?」
私「どうだろう?イタリアはホテルと駅以外じゃ英語通じなかったもんね。」
K「決まりね、空けといてよ、冬休み。年内だけ。正月は俺…」
私「実家に帰るんだもんね。解ってるよ。」
冬休み旅行も3度目となればわかる。
Kが正月に実家に居なかったのは、多分私と出逢った最初の年だけだ。
だって、あの時はまだ実家に住んでたし…。

それにしても、夏にもう冬休みの予定を…しかもまた海外旅行だなんて…正直、少し驚いた。

食事も終わり、余韻に浸りながら部屋まで戻る。
ホテルのメイン(旧館)から部屋のあるタワーまで手を繋いで歩く。
私「やぅぱり手を繋ぐほうが良いね、腕組むのは苦手だぁ…」
支払いはKのクレジットカードだったから判らなかったけど…2人でいくら使ったんだろう?
そんな事が頭を過ぎりはしたものの、美味しい食事とワインでご機嫌な誕生日だった。

しかし…当然帰れない。
やっぱりもう一泊するねと母に連絡を入れて、翌日は成田の街で落ち合う約束をした。

また一つ、優しい夜を過ごした。
一緒に居れば、穏やかで優しくてステキな時間を過ごせる。
だけど、愛する気持ちと比例して、気持ちが高まると、切なさも高まる。
「このままで良い訳がない」と思う気持ちはあっても、具体的にどうするのか、全く考えがつかない。
そんな気持ちはあれど、冬休みの目標が見えて、益々元気に仕事に精を出す私。
素敵な気分で過ごせた28歳の夏は、これからが本番という時だった。




歌詞はコチラ

あなたにそばにいて欲しい - Swing Out Sister

幼い愛
私たちどこまでも続く空を見上げてた
どの星よりも高く
宇宙よりも遠く
私たち世界を変えられるって信じてたね
全てがそこにあったの
けれど永遠はもうおしまい
疑いに変わってしまった
私たち終わることのないゲームを演じてただけ
誰も勝者はない

ここから逃げ出して隠れてしまいたい
この気持ちを忘れられるように
けれど、あなたの思い出が私をとらえて離さない
そして現実を知るの
あなたがここにいないことを

愛と憎しみが
運命で交差する
人生を当たり前に過ごしてた
ずっと欲しがっていたものが失くなるのを止めることができなかった
さよならなんてなくて
涙もあるはずなかった
信じるものもなかったの
でもあなたがいなくなって
この愛が失くなるなんて思いもしなかった
時間が2人の愛の全てを消しさってしまったの


ここから逃げ出して隠れてしまいたい
この気持ちを忘れられるように
けれど、あなたの思い出が私をとらえて離さない
そして現実を知るの
あなたはもうここにいないのね

私たち若かったわね夜は長くて
朝日がキスをして私たち目を覚ましたわね
けれど、ステキな夢はもう失くなってしまった
全ての約束は破られてしまったわ

ここから逃げ出して隠れてしまいたい
この気持ちを忘れられるように
けれど、あなたの思い出が私をとらえて離さない
そして現実を知るの
あなたはもうここにいないの

この腕で
この命で
愛していたの
全ては思い出
あなたもうここにいない
心の限り
あなたにここにいて欲しい


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このままで良いのかと悩みながら、けれど具体的に何をしたら良いのか判らない…と書いたけど
それはきっと違いますね。
今から思うと、わざと考えないようにしてたと思う。
それが無意識であったとしても、確実に避けていたのかもしれません。
サイパン・グアム・セブ・イタリア・フランス…とKと5度目の海外を経験した私
年が明けてからやっと動き出そうともがき始めます。

したたかに略奪するにせよ、じっと待つ女になるにせよ、今の私じゃ無理。
自信が無さ過ぎるのと、最終的に決定打で敗れた時に、自分が十分に強く乗り越えられる人間では
ないと思い始める切欠になったのが、Kとのパリ旅行。
旅行へ行くまでは、のほほ~んとしてたんですけどねぇ。

曲はスウィングアウトシスターの「あなたにそばにいて欲しい」
元々大好きだったSOSが、日本のドラマのために書き下ろしたナンバー。
現地、イギリスでは97年にやっとアルバムに入ってリリースされた曲です。
だから、イギリス人はあまりこの極は知らない。
SOSは今私のいるマンチェスターの出身です。

未熟者スラッティー
コメントいっぱい待ってます♪