思いやりはエンジニアに必要なスキルだよねっていう話 | 寝るより楽はなかりけり

寝るより楽はなかりけり

システムエンジニアならではの話や音楽の話、時事ネタなどをつらつらと。
少しの人にだけでも刺さればそれでいい。

昨日、突然の激しい腹痛に見舞われ寝込んでたけど復活…と言うか目が覚めた。
今日はふと思い出した話。
よく、僕は仕事柄、いわゆる「報告書」のようなものを書いています。社内に対して週次で報告するものだったり、顧客に対しての進捗報告だったり。で、最近は運良く書いてないんだけどバグなどでシステムがトラブルを起こすと社内と顧客に「障害報告書」を書く必要があります。で、これ、実際に書くのは凄く難易度が高いんです。とまあ、僕からするとシステムエンジニアの色んなスキルの総合力が必要というか。
例えば、顧客に提出する、といっても、相手がユーザー部門の偉い人なのか、それともシステム部門の偉い人なのかによって書く内容は変わります。ユーザー部門の偉い人はシステムやITの事は全くわからないオヂサンである事が多いので、現象、原因、対策、防止策などの項目を専門的な表現は避け、一般的な用語と文章で表現します。これにはビジネスにおける文章力や語彙力や大人としてのそれが必要になります。しかし、これと同じ事象の障害に対する報告書をシステム部門の担当者に書く場合は、同じ内容では理解してもらえません。相手もシステム専門職の方々ですから、全てにおいて専門的な内容で、しかも図示したり必要であればどこからか引用したりして記載する必要があります。これにはITスキル、専門的なスキルが必要になります。
で、まあ、こういう相手に対して理解できる内容で記載する為に色んなスキルが必要だよね、って事なのですが、最大のスキルとは、まさに、

相手の立場になって考える


というスキルです。
自分の会社でも障害報告書をまともに書けない人が足りないのはまずこのスキルがありません。
もっと言えば「やる気がそもそもない」レベルです。

え?内容間違ってますか?
以前書かれてる内容を参考にしたのですが

とか言っちゃう。

だから、これを誰に提出して、誰が読むのか想像してから書けよ、っていう話がそもそも理解できない。


これって仕事だけの話じゃありません。

小学生に説明するのには小学生に理解できる言葉や話し方というものがあります。文章で書くのなら、読める漢字と読めない漢字を把握して書く必要があります。

また、若者に説明する場合は若者が興味を引く表現をする必要があったり、お年寄りにはお年寄り向けの何かがあるもんです。

年代だけではありません。
相手の立場や経歴、組織の背景、色んなことがあります。

これらは相手になにかを伝えるために考えればより効果的に伝わるであろうというこちらからの気遣いです。

ネットでもクソリプを送ってしまうような方がいらっしゃいますが、こういう方々にも共通して思うのは、相手の立場や意図を感じるスキルの無さです。
 クソリプを書いてしまう人は相手の書いた文章がなぜ、どういう背景で、どういう経緯のもと書かれたのか、とか、読む相手はどういう人を想定して書かれたものなのか、想像したり考えたりすることなく、読んだ瞬間に「あーむかつく」と反射的に反応してしまってるのです。

思慮深さがない。

相手のことを思う気持ちは大切、というよりは上手くみんなと生きていくためには必要なスキルなのです。
心がけて気をつけていれば…なんて生ぬるいし、そんな事を気をつけることができるならそもそも相手のことをちゃんと考えられるんです。

出来ないからこそ、こういう相手を思う気持ちというのを「スキル」と捉えて、

ちゃんと意識して訓練して反省して改善するというプロセスを回せば良いかと思います。

こういうところ、なんとなく「人間力」だよねーなんて捉えられがちですが、

生きる上でも仕事の上でも習得してる人間はやっぱり周りに評価されるし仲良くしてくれるから結果的に収入や幸せに繋がっていく事だと思います。


では。また。