ギターを突き詰めていくと必ず行き着くのは、

ですよねー。

あんまり深入りしたくないテーマなんだけど(笑)

 

ご存知のとおりレスポールのネックとボディにはマホガニーが使われていますが、ひとくちにマホガニーといっても年代によってさまざま違いがありますね。何故かといえば、これはもう資源の枯渇にほかなりません。

 

ギターの世界でマホガニー材といえば、ホンジュラスマホガニーですね。

柾目

 

中南米産でビンテージのレスポールにも使われていたものですが、当時としてはそれほど特別な材ではなかったはず。ところが時代が進むにつれて木が少なくなり希少性が高くなってきて、代替材が増えてきます。アフリカンマホガニー、フィリピンマホガニーなどは良く似た別の種なんだけど、マホガニーという名前をつけて使われるようになります。千葉にあるのに東京ディズニーランドというのと同じですね(ち、ちょっと違うか)。

 

ですからホンジュラスマホガニーは「ホンモノの」という意味と掛けて「ホンマホ」などと呼ばれ、やはりホンマホは音が違う云々となるわけです。

ただ世界三大銘木と言われる「マホガニー」とは今でいうキューバマホガニー(現在ほぼ枯渇)のことだそうで、ホンジュラスマホガニーももともとは代用材なんだそうです。

 

ギブソンカスタムショップ製のヒストリック系レスポールは、2012年頃以降中南米産からフィジー産のマホガニーへ切り替えたそうです。フィジーのマホガニーはいわゆるホンマホと同じ樹種(オオバマホガニー)を植林したもので、軽量で良質な材が安定して手に入ることが理由とのこと。

前述のとおりビンテージマニアには中南米産のホンマホを珍重する向きもありますが、個人的にはいくらホンマホったって質が悪いんじゃ本末転倒なんじゃ?という気もします。いやホンマに。

 

で、ここからは完全な推測なんですが、近頃のレギュラーラインも全部かどうかはわかりませんがフィジー産が使われてるんじゃないかな?と(ただしレギュラーラインはセンター合わせの2ピース)。

ここ10年くらいでウエイトリリーフ(軽量化の為のくり抜き)無しのモデルが増えたにもかかわらず、重量個体が少ないですよね。2012年以前はTraditionalでさえウエイトリリーフ有りだったのに、少なくともここ数年はその頃とほとんど重量が変わらないかむしろ軽い個体が多いです。

一括で買い上げたほうが条件は良いだろうし、大量に仕入れることでカスタムショップ向け選別品のクオリティも上がるんでは?→シロート考え

となると、自分の所有する2018年製Traditionalもかなり軽量なんで、もしかしたらフィジー産マホガニー?→ここまでくると推測というより妄想

音が気に入ってるならホンマホだろうがフィジマホだろうがニセマホだろうがべつに構わないのですが、フィジー産かどうかは知りたい理由があるんです。

 

ところで、フィジーってみなさんご存知でしょうか。

地理的には南太平洋のニュージーランドの北方、オーストラリア大陸の東にある島々からなる所謂「南の島」的な国なんですが、日本人にはあんまり馴染みがないですよね。

ところがですね、何を隠そうななんとじつは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワタクシ

行ったことがあるんです。

新婚旅行がフィジーだったんですよ。

可愛かった頃の・・・オホン、若かりし頃の嫁

 

実はこれが一番言いたかったんです(笑)前置き長っ!

 

自分のギターに使われてる木が新婚旅行で訪れた地のものだとすると、なかなか感慨深いものがあるじゃないですか(どう考えてもただの偶然だけど)。

 

しかしまあ枯渇→代替→枯渇→代替を繰り返すのも、なんだかな~と思っちゃいますね。最近は植林もさかんに行われているようですが、たとえ安い木を使っているギターもそれは個性でもあるわけで、大事に使っていきましょうね。