子供が学校に行きたくないと言い始めてから3週間ほど。

最初は学校に行ったり行かなかったりを繰り返していましたが、段々休みグセがついてきて、朝起きて来なくなり、

「学校は?」と聞いても、何も答えずに首を横に振るだけに。



そこで、どうしたら良いものかと思い、google先生の出番が来ました。

上に出てきたサイトほど有益な情報が乗っているのかなと思い、上から2~3個を読んでみると、

「学校には無理に行かせるものではない」

「子供が学校に行きたくなるのを待った方が良い」

「行きたくなったら自然と学校に行きたいと言うようになる」

「うちの子は休みたいと言ったら二つ返事で休ませていたが、そのうち自分から行くようになった」

といった、学校を休むことに対してポジティブな意見が散見されたので、自分もそれを試してみることにしました。



そこから3日間くらいは長女だけが休んでいたのですが、長女が学校に行かずに家でゴロゴロしていると、次女も「ずるい」となってきたのと、お腹が痛いと言い始めたので、

その日は休ませることにしました。




そしたら、その日のうちに担任の先生から電話がかかってきて、

「具合が悪くなったり、帰りたくなったらすぐに帰ってもいいから、とりあえず学校に行ってみようよ、と伝えてもらえますか?」

と来たので、

「わかりました」

と返事をし、そこから機嫌を取ったりすること1時間ほどで二人とも学校に行ける感じに。



学校へ連れて行ったあと、最終的に全ての授業を受けることができたので、褒めてあげました。



そこからは全く不登校にはならなくなり、2週間経った現在でも、普通に学校へ行っています。



あの時、担任の先生が助け舟を出してくれなければ、自分は働くことも出来ず、ずっとイライラした子供たちと24時間一緒にいなければいけないので、どうにかなっていたと思います。



先生は

「一度休みグセがついてしまうと、休んでいた子供が学校に行きたくなっても、踏ん切りをつけることが出来なくなってしまって、子供にもよろしくないし、
親にとってみても、子供を普通に送り出すことの10倍以上の労力が必要になってくるんです」
「大人もそうですが、どうしても人間は楽なほうに行こうとするので、最悪はそのまま引きこもりになってしまいます」

と言っていました。



自分としては

「行きたくない学校ではなく、長女には他に適した居場所があるのかな?」

「フリースクールなど別の選択肢もあるのかな?」

とも思っていましたが、

長女は友達はみんな好きだけど勉強は嫌いと言っていて、特別学校に居づらさやイジメなどがあったわけではないので、今は普通に学校がいいのかなと思いました。




また、次女が自閉スペクトラムで放課後デイサービスに通っているのですが、学校と放課後デイサービスを両方休んだ日に放課後デイサービスの先生から、

「学校は休んでも、放課後デイサービスは絶対連れてきてください。今お電話したのは、ちょっと強引にでも行けるなら連れて来たほうがいいというお話でした」

と言われました。



というのも、

放課後デイサービスに行きたいと思っていっている子は基本的には少ないし、

来ている子供の性質上、一度行かなくても良いとなると、次回以降、親が連れて行こうとしても頑なに行こうとしなくなり、たった一度の休みが原因でそのまま退所してしまう子もいるらしいのです。



次女が行きたくなくて行っているのは知っていましたが、

デイサービスで良くしてくれている先生の話をしっかり聞いたところ、

次女にとって、良好な家族関係を保っていく上で、これから社会生活を営んでいく上で、今のところは必要なことだと自分は思いました。

デイサービスに行かなくなると、どうしたら良いのかのアドバイスも受けられなくなるし、有効な教え方がわからないまま育つのは、今のところは怖いです。



何より、デイサービスに通い始めてから、次女が学校でも楽しそうにするようになり、家でも気持ちが安定していることが多いので、本人の状態を見てこれが今のところのベストだと思いました。






ちょっと長くなりましたが、一旦話を戻すと、

ネットでの情報に従って “無理に学校に出してやらない“ というやり方ですが、

それが合っている子もいると思います。




でも、

うちの長女みたいに、元々学校という場所自体が嫌いというわけではない、

うちの次女みたいに、学校→デイサービス→家 というリズムを習慣化したほうが、楽しくも淡々と学校に行ける、

こういうケースの場合は、少し強引な後押しがあったとしても、学校に行ったほうが良いと思います。





「行きたがらないのに行かせるのは可哀そう、子供が行きたいと思う力を信じたい」

という親の考えは間違ってはいないとは思います。



でも、楽しそうに学校から帰ってくる子供たちの姿を見て、

担任の先生、放課後デイサービスの先生の方針のほうが、どちらかというと適していたのかなと思います。

何人もの子供たちを見てきたプロですからね。

子供が成長する度に次々とわからないことが出てくる「常に初心者な自分」よりは、様々なことを知っています。




今回の引きこもりへの没落を回避できたことは、本当先生たちには感謝です(^^)