投げ釣りをしない人にとっては、よくわからない話かもしれませんが、投げ釣りをしているとよく現れるカルキ臭い魚。
水道水に含まれる塩素のような臭いがあり、食味にも大きく影響するため、持ち帰りが前提とも言える投げ釣り師にとっては悩ましいところであります。
その原因はギボシムシという虫を捕食することにより、臭いを体内に溜め込むというものらしいです。
臭いの程度は魚によっても違いがあり、ほんのり香るものから、臭すぎてえづくレベルのものまで様々です。
ガワだけ嗅いで判断できる場合もありますが、腹を開けてみないとわからないこともあります。
そんなカルキ臭い魚種を、まだ我慢できるくらいの魚から順番に上げて行きたいと思います。
第5位 イラ
投げ釣りの釣り人に嫌われがちな魚、イラ。
同じ海域に生息するイソベラ(ササノハベラ)はカルキ臭い個体に当たらないのに、イラはカルキ臭いと感じるものが多いです。
動物性のものであれば何でも口にするイソベラに対して、
多毛類(イソメ系)にばかりアタックしてくるイラは、イソベラよりもギボシムシを食べている可能性が高いです。
ただ、滅茶苦茶臭い個体に当たったことがないということから考えるに、
大きい体を満たすためにギボシムシ以外のものを捕食する機会も多く、ギボシムシも捕食した中のほんの一部にすぎないので、ニオイが薄まっている、と考えるのが妥当かなと思います。
第4位 カワハギ
カワハギもたまーにカルキ臭い個体がいる時があるんですが、カワハギの場合は様々なものを捕食するので、
たまたまギボシムシを多く食べた個体に当たるとニオイが少しある、という程度なんだと思います。
16歳の時に青森で初めて釣ったカワハギが、どちらかというと激クサな部類で、
「カワハギって全然美味しくないな」というイメージが、しばらく拭い切れなかったのですが、
以降他の地域で食べたカワハギは美味しいものばかりだったので、初っ端でハズレを引いたというだけでしょう。
第3位 マダイ
堤防の縁に着くタイプのマダイではあまり経験が無いのですが、投げ釣りで釣れるマダイはカルキ臭いことが多いです。
個体によって程度は様々で、腹を開けたら空気中がカルキ臭で満たされるというレベルのものまでは確認しています。
マダイは大型になると食性が多少変わって、殻ごとシャコやカニ、貝を食べたり、魚食をするようになるので、大型ほどカルキ個体に当たらなくなって行く気がします。
第2位 ハマフエフキ
こちらもマダイと同様、小型個体ほどギボシムシを食べているようで、カルキ臭い個体に当たりやすいです。
その度合いは結構なもので、臭い消しにハーブやチーズやニンニクを多用しても、口に入れると香ってくるといったものもいます。
大型になるにつれギボシムシを食べなくなるかというと、おそらくそうではなく、普通にイソメで釣れてくることからも、いくらかは食べているものと思います。
ただマダイ同様、大型になると、魚・イカ・甲殻類を好むようにもなるため、
食するギボシムシの比率低くなり、臭いが薄まってきたという、イラと同じパターンな気がします。
第1位 シロギス
堂々の第一位は砂浜の人気ターゲット、シロギス(キス)です。
元々、食性が多毛類に片寄っていることでギボシムシを捕食する機会が多い。
また魚体の小ささから食べた際の濃縮度合いが大きいのではないかと思います。
時期・場所によってカルキ個体に当たる確率はかなり変わってきますが、万が一当たってしまうと、
クーラーボックスの中に入れた1匹のカルキスが、残りのキスを全てカルキスに変貌させてしまうほど。
シロギス自体、天ぷらで食べることが多いですが、天ぷらという調理法がカルキ臭さを最大限に引き立てるような気さえします。
天ぷら油にも臭いが移って、それ以降の揚げ物はみんなカルキ臭くなりますしね。
最近高級魚として名を馳せて来ているメイチダイという魚がおりますが、あれはカルキに当たる確率が半端じゃなく高いと聞きました。
もし釣ったことがあったのなら、間違いなく入ってたでしょうね。
























