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12/11 赤と白のアマダイを狙おう⑩ 脱線する釣行の果てに… 愛媛県宇和島市 大島漁港 | 年中釣り日和(まだ見ぬ魚種を求めて)
前回、運よくシロアマダイを釣り、次はアカアマダイを釣ろうと思い、大良から明浜のどこかにポイントを定めようとしていたんです。
しかし、餌を買った次の日は妻が車を使うため、冷蔵庫の野菜室でイソメを保管して別の日にしようとも考えていたのですが、
いや待てよ…
港からフェリーに乗って島に渡れば、車使わなくても釣り出来るよね?
そういう考えから、初めて島のほうへ渡って釣りをしてみることにしました。
朝の6時に起床し、そのまま港へ。
券売所で切符を購入し、
この船で島へと渡してもらいます。
朝から十数人のお客さんが船へと乗り込んで行きます。
島で仕事がある人だったり、島へ帰る人だったり、観光の方もおられるんでしょうか。
どうも釣り客は自分だけのようでした。
出発は6:35。
高速船はすぐに宇和島の町中を離れ、リアス式の海岸線を横目に島へと向かいます。
よく釣りをしている蒋渕も船からよく見えます。
ここは「ぶぶしの瀬戸」と言って潮流が速く、様々な魚の回遊がある、磯釣りの良いポイントです。
渡船を使わなくても道路沿いから結構簡単にアクセスできるので、今度カゴ釣りか何かを目的に行ってみてもいいかもしれません。
ちょうど30分で目的地に着きました。
嘉島
目の前に見える場所はフェリーが着岸する場所で、
橋を一つ渡るとわずか30秒ほどで釣りのポイントです。
三脚を持って船に乗ると手荷物が多くなるので、竿だけ持ってきて、桟橋に直置きです。
全ての竿に青イソメの房掛けをセットして、投げ終えたところでゆっくりしようとしていたら、
ジーーーーーーーー!!
もう何かが餌を食ったみたいです。
MISSION COMPLETE!
釣っちゃいました。アカアマダイ。
開始から10分ちょっと。
目標達成したし、もう帰ってもいいくらいの気持ちになりましたが、せっかくなので別の魚種も見据えて粘ってみましょう。
この場所の水深は20〜25mと結構深いです。
その水深から上がってきそうな魚で、まだ釣ってないものを挙げると、ソコイトヨリとクラカケトラギスが可能性ありそうです。
あと何やらマトウダイとウッカリカサゴが釣れることもあるらしいので、それ狙いで活き餌釣りもしてみようと思います。
足元でサビキ釣りをして、釣れたマルアジ(青アジ)を針に掛けて投入します。
すると着底してドラグをフリーにした瞬間にジーーーっとゆるやかにドラグが出続ける。
竿を持ってみると重いだけで全然引かないけど、なんだろうな?
と思って巻き上げてくると、

マトウダイでした。
色々上手くいきすぎ。
釣り場のポテンシャルが凄いのかな?
と思っていると、そこからは良いアタリが全然無し。
釣れるものと言えば、
いつものエソ君。
このワニエソの魚影がとにかく凄くて、回収時にイソメが残ってた場合、100%中層で飛びついてくるんです。
結構早巻きしててもダメで、トータルで30匹は釣ったかな…
基本的にオモリが着底してしまえばエソが食って来ることはないんですが、
どうも時合に入っちゃった時が14時頃にあって、その時は着底したイソメすら食って来たりして、これ以外釣れなくなりました。
GOMOKU INARI TIME!
おいし…
しかも同じの2個食べました。
さてさっきのエソですが、何か小さい魚をくわえてて、口から尻尾が出てたんですよ。
もしかして釣ったことがない魚だったら、口から出て来たものとは言え一応新種GETになるかもしれない!
そう思ってエラを切って水の入ったバケツに漬けておいて、大人しくなるのを待ってたんです。
しばらくしてからバケツの中を除いたら、口の中に小魚がいないんです。
バケツの中に吐き出したと思って探してみるも、全然いない。
もしかして?と思ってエソのお腹を見てみると、
この膨らみは確実にこの中ですね。
死に直面していても食欲を選ぶとは、この魚の貪欲さは凄まじい。
じゃあ捌いて出すしかないか、となって現地で解体です。
あー、入ってますね。見たことがあるシルエットが。
これは新種ではないっぽい。
マダイの子供(チャリコ)でした。
きっちり針も返してもらいました。
エソは持ち帰って美味しく食べます。
マダイの子は、やめときます。何かね。
午後に入って50cmくらいのイラも釣れました。
これは居食いしてたやつなので、アタリが全然なかったです。
さて、16:35には船が入ってくるので、1時間前くらいには片づけを意識し出します。
15時半くらいになると、太陽が島の影に隠れてしまうので、もう結構暗くなりますが、
そのくらいの時間に、
ジーーーーー
と短いドラグの音が鳴ったので、またエソかな?と思って上げると、
ダメ押しの2匹目アカアマダイでした。
釣れる時は釣れるんですね。
これにて撤収して終了です。
今回はイトヨリダイが1匹も釣れなかったな。
帰り間際に30cmくらいのソウシハギがウロウロしてて、まだ釣ったことが無かったので釣りたかったんですが、船の時間が迫ってたので泣く泣く諦めました。
キビナゴは常時ウロついてて、時々水面でバチャバチャと踊り狂ってましたが、青物の気配は全くありませんでした。
宇和島の盛運汽船は往復のチケットは販売していなくて、帰りのチケットは降りた先の港で買います。
嘉島のチケットの購入場所はただの小屋で、
券売機も無ければ、30分前じゃないと職員もいないので、チケット購入の仕方を事前に知らなければ、どうしたら良いのかわからなくなります。
そのへんにいる人に、「職員かな?」と思って声をかけたら、仕事で嘉島に来ていた人のようで、
「もう嘉島での仕事は終わって、来る必要が無くなったから」と、格安でチケットを譲っていただけました。
しかも6枚つづりだったようで、全部あげる!って。
回数券の期限は1年なので、どうやら1年以内にまた島へ釣りに来る予定をざっくりと組まれたようです。
次に来るならウッカリカサゴ狙いかな。
何はともあれ、赤と白のアマダイを狙った今回の釣りは、これにて終了です。
昨年度全然釣れなかったので、ここに来て一気に運が回ってきたようですね。
次にチャレンジする釣り物ですが、同じ海域の投げ釣りで、まだ見たことがない魚が結構いるみたいなので、それらを拾い釣りして行こうかなと思ってます。
今回釣れた魚
アカアマダイ
マトウダイ
マルアジ
アカササノハベラ
マダイ
ヒレコダイ
ワニエソ
イラ
カワハギ
9目釣りでした
サビキで釣れたカワハギ



















































