1月28日(ブルームバーグ):外国為替市場で最も有望な通貨はオーストラリアとニュージーランド(NZ)、ブラジルの通貨かもしれない。これら3カ国では中国向け輸出の拡大で経済成長が続き、中央銀行が政策金利を据え置くか引き上げさえあり得るとエコノミストらが予想するためだ。
国際投信投資顧問や米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)、パトナム・インベストメンツは南半球のこれら3カ国に投資している。理由は各国国債の米国債に対する上乗せ利回りが少なくともここ10年で最高になったためで、上乗せ分は豪州の2年債で4.5ポイント、NZが5.1ポイント、ブラジルが9.1ポイントとなっている。
これら3カ国は米国の景気減速を切り抜けるのに最も良いポジションにある。今年平均10.3%の経済成長の可能性がある中国向けの輸出比率が上がっているためだと、国際投信の「グローバル・ソブリン・オープン」で運用を担当する堀井正孝氏らは指摘する。
中国は豪州にとって日本に続く最大規模の輸出市場の座を米国から奪ったほか、ブラジルからの輸入を過去6年で5倍に増やした。ブラジル中銀は先週、政策金利を11.25%に据え置き、NZ準備銀行も8.25%で変えなかった。オーストラリア準備銀行は来週、政策決定会合を開く。
堀井氏は、豪州に関して非常に強気だと語り、利上げが見込める国の数は限られており、それらの国々が中国を中心にアジア経済と良好な関係を築いていると指摘した。
為替相場
米金融当局がフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を4.25%から 3.5%へ引き下げた先週、豪ドルとNZドル、ブラジル・レアルは上昇した。もちろん、金融界には上昇は持続しないとの見方もある。
ブルームバーグ・ニュースが38の金融機関を対象に実施した調査中央値では、豪ドルは年末までに1豪ドル=0.85米ドルへ下がる可能性がある(先週末は同0.8797米ドル)。米リーマン・ブラザーズ・ホールディングスによれば、米経済への結び付きが依然として強いためだという。同社の外為ストラテジー部門のシニアバイスプレジデント、デービッド・モジナ氏(ニューヨーク在勤)は「デカップリング(非連動性)信奉者は考え直すべきだ」と語っている。
それでも、国際投信やパトナム、PIMCOは強気だ。国際は2007年10 -12月期に豪州債の持ち高を倍増し、ファンド資産の3%まで増やした。パトナムは10日、豪ドルが金利差拡大を背景に今年は8%上昇し1豪ドル=0.95米ドルを付けると予想。同社で運用に携わるパレシュ・ウパダヤ氏は豪ドルやレアルを同社が買い入れていることを明らかにしている。PIMCOの投資責任者ビル・グロス氏も先週、通貨の中でもレアルを選好していると述べた。 (ブルームバーグ)
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強いのは豪ドルとレアルだと私も考えています。これにプラスするとすれば元かな?しかし財政破綻リスクがある。円はアメリカが利下げ中止すれば円高は終わるはず。しかし構造改革路線をまた示せればわからない。だって日本円は完全な決済をしてくれる通貨としては最も安全だから。貸し倒れリスクはゼロ。