2014年度総会議案書の会計報告の検討を続けよう。p78、ここからは、予算をオーバーした3費目に関しての記述となる。

 ここでは特に、論理的に不整合な取り繕いと、支出金額数値(計算)の粉飾が甚だしい。

 

 今回はこの頁の左欄の運営委員会活動費について述べ、次回は、右欄の広報に関わる費目を論考する。

 

 まず、運営委員会活動費に関するXの陳述は、事実の歪曲すなわち虚偽である。

 会計報告者Xは、前年8.10総会の筆者(暫定会計担当)の報告についての一切の言及を行わない。つまり、批判のためにであれ、例示を避けている。

 要するに、筆者の申立ての全てを無かったことにした上で、X自身のほぼ感想文に等しい私的見解を述べる。

 筆者は、第49回総会に報告した、「平成24年度事業・会計報告」ではp5~7の3頁にわたり、「運営委員会活動費」計上額の根拠を詳述していた。

 

 これに基づき、Xの不実記載2点ついて、以下の訂正を提示する。

 

 X記述にある 「メーリングリストでの会議を想定した予算案」ではなく、「運営委員活動における費用対効果を勘案した実働人数から試算した計上額」である。

 

 X記述にある「すでに赤字が想定され」「現実から遊離した予算案」ではなく、「赤字は承知の上」「実働が無きに等しい役員に、会議交通・宿泊費が支給され続けてきた、という、まさに<現実から遊離した、会費の無駄遣い>への警告を籠めての予算案」である。

 

 その上で、いま一度留意を求めたいのは、支出金額設定根拠の総会での説明は、2013年度監査において、端辺(および端辺に委任した竜野:双方仮名)両暫定監事の了解を得ている事実である。

 この事実を、Xは全く、黙殺している。

 すなわち、2014年度予算案は、2名の監事の監査を経て既に承認済みである、という<打ち消すことができない筈の事実>が、Xの身勝手な願望から綴られた、会計報告(を装った、アジ=印象操作を目的とする、歪曲作文)では、初めから無かったことにされている。

 

 すなわち、Xは、監事の監査が為された事実、および、その監査報告書を文面を無視黙殺・否定しているのである。

 

 しかしながら、Xにいわばコケにされた当の監事の一人は現在理事として、Xと共に、筆者らを恫喝訴訟するSLAPP原告となっている。

 

 またもう一人は、その後2期に渡り監事に留任し続け、来週(9月29日)に迫る今年度定期総会の総会議案書に、自らが参与した会則改訂案検討事案に関する、長文にわたる私的所感を、議案書に載せている。

 その文面には、あいもかわらぬ自己弁護と自己承認の欲望(上から目線)が滲み出ており、内情を知る者にとっては、失笑を抑えかねぬ類のものである。

 

 そもそも今年度議案書全文が会員に公示された日は、9月9日(以後)であり、既に、総会開催の1ヶ月前を切っていた。

 

 今回の水戸大会の強力な後ろ盾となっている水戸の御大・御老公は、2012年度の臨時総会で、筆者らの提出した会則改訂案(基本的な骨子である、多選独裁政権の存続防止と運営委員会を牽制する第三者委員会設置については、今回の会則改訂案と通底するものを含む。)を、この水戸の御大は、当時の会則の自分勝手な解釈と自己効力感の達成のために、審議をぶちこわした。

 

 恫喝の如き大声で、4年前、水戸の御大が議案削除を主張された理由とは、それら議案は、2ヶ月前(当時の会則)に会員に提示されていない、故に審議が出来ないとの主旨だった。

 

 さて、来週の御老公お手盛り大会の総会では、この「会則違反」との動議を出すことによって、御老公は、己の信念の一貫性を貫くか、それともそのような前歴が無かったかに振る舞まわれるか、それが「ご老体」故に容認される特権かもしれないが、

.....いずれにせよ、これもまた、今回見どころの多そうな、来週の総会での<見物>の一つである。

 

(つづく)

 

2013年の筆者の会計報告書。次期会計担当者Xは、この報告を全て無視し、それに伴う、当時の監査意見も黙殺した。

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