このスラップ裁判に引き付き込まれたとき、ある人から、
「相手側はうまいことやるなあ」と言われました。
私たちを訴えた側が立てた代理人が、
「人権派」として全国的にも有名な弁護士だったのです。
「あの弁護士を付けた側が訴える相手は、ワルい奴だ、とみな、思うがな。」
相手側は、当事者双方がよく知るところの事実とは違う、いや、むしろ悪意を持って歪曲したり、自分たちには都合の悪いことを隠したりしている、弁論準備書面をどんどん、恥ずかしげもなく出して来ました。
私たちはすっかり呆れ返ったものの、気を取り直し、それらの誤りについての、綿密な裏をとって反論し、録音の文字起こしを証拠提出するなど、反証に努めました。
しかし、相手側代理人が書いたその次の準備書面は、
自分たち側に都合の悪いそれらの反論や反証した事実を、
まるで無き事のようにスルーしたり、論点をずらしたり、
おまけにイヤミのような言葉を付け加えて、
裁判官の心証をくすぐるような「攻撃」をしてきたのです。
最初は私たちは、著名な人権派弁護士さんは多忙で時間が無くて、原告(仮称「弱者との共生学会」)の人たちが自分たちに都合よく一方的に言ったことを、裁判文書のお作法で清書しただけなのだろうな〜と勘違いしていました。
こんなバカバカしい裁判の代理人になっては「人権派」の肩書きに傷がついて、気の毒だな....とさえ、ついつい思ってしまっていたのです。
ところが!!
裁判官までが、私たちが時間と労力とパートの仕事を休むとかで、懸命に費やした反論にも反証にも目を通していた形跡が無いことが、判決文を見て解って、愕然とさせられました。
やっぱり、地元で国政選挙に出たことのある有名「人権派弁護士」を立てたのは、私たち弱者をつぶすことを画策した「弱者との共生学会」の人たちの作戦勝ちだったのです。