今は広告のデザイン中。

デザインをしながら、ふと考える。



今はもう会う事がなくなった...

幼い頃に仲の良かった友達や同級生。

今まで働いてきた会社の仲間達。

別れた彼女。

亡くなった家族や親戚。





時間が経ってその人達の事を思い出す。

そうすると

その人の芯の部分が浮かび上がってくる

服装や見た目

話した事や些細な記憶

表面的な事柄が

時間の経過と共にうすれていき

その人の本質が浮かび上がってくる。




あいつは面白いヤツだった。

あの娘は優しかった

あの人はまっすぐな人だった...

真面目でいい奴だった

オレの事を大切にしてくれた




そうやって、浮かび上がってくる事こそ

その人の本質。

自分が感じていたその人自身。




小さい喧嘩や言い合い

複雑な人間関係や

見栄や、見た目や、地位...

そんな事は

人と人との繋がりの中では

砂ように軽くて儚いもので

浮き上がってきた本質こそ



その人との本当の繋がり。




そんな人達の本質を思い出すと

まるで昨日も会ってたかのように

鮮明にその人の記憶が蘇る。

まるで頭の中で会話ができそうな程。





ふと我にかえり

デザインしていた広告を見て思う

SLANGYの頃からそうだが

商品載せたり売り上げ考えた広告

そういう広告が作れない

いや、作りたくない。

ちまちま銭勘定してないで

伝える事なんて

心に残るものだけだろ?

そう思ってしまう

きっとこれも

俺の本質の一つなんだろうな...と思う。

理屈じゃないんだな。





さー明日締切だ。

もうちょとで完成。




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