面倒事って奴には足が生えてて、奴の方からこっちに擦り寄ってくる傾向がある(バルタン、すまん!)

でも、頼られるって事は意外に嬉しくて、最初の面倒くささなんかはどうでもよくなってしまう自分がいる。


それが、激動の中高6年を過ごした友の頼みなら尚更だ。


「2次会の司会やってくんね?」


不意に来た依頼に戸惑った。

司会自体にではない。二次会の司会の経験はあったし、幹事の経験もあるので、特に不安は無い。


今回は司会の依頼だったので、2次会の幹事自体は別にいるのかな、と思いきや。


「いやぁ、特に幹事とかは無い!」


きっと世の中色んなやり方はあるんだと思うんだけど、俺の中の二次会像とあまりにかけ離れていたので、仰天してしまった。これはなんかヤバそうだ。


取り敢えず、川瀬と話さねば。一緒に豊田にも来てもらった。


話せば彼なりの考えがあり、それなりの青写真はあるようだ。

新郎新婦にばかり負担がかかっても大変だろうから、取り敢えずの流れだけは決めとこうと、川瀬の嫁も参戦。


大まかなアウトラインも決まり、後はもう少し披露宴が近づいてきた段階で、再度の打ち合わせをする事に。


途中から豊田の嫁も参戦し、2夫婦と俺と言うなんとも言えない空間が出来上がった。

だんだんとホノボノムードが出来上がってきた。


以前の俺だったら、颯爽と取り締まりを掛けていただろう。


20代も半ば。


悪ふざけをしていた彼等も将来の事を考えてるし、伴侶を得るタイミングにさしかかっているんやね。

時の流れに驚きながら、彼等の幸せを願って止みません。


おめでとう。

俺に出来ることは全力で臨みます。