ライティングに特化した訓練は、ほとんどしたことがありません。しかし、不思議なことにナチュラルな英語を自由自在に無意識に書けるようになってきました。論文やエッセイを書いた後にネイティブに確認してもらうと、ミスがまったくないということがほとんどです。ネイティブより、どこかの教材を写したのかと思ったと言われるほどです。更にスペリングの練習もしたことがありませんが、正確に書けます。その理由は、やはりインプットの量に起因するのだと思います。たくさんの英文に触れることにより、自然と無意識にナチュラルな英語を習得できるのだと確信しています。

まったくライティングをしていないというわけではありません。必要に迫られて、時々書く程度です。ライティングと比較して、スピーキングの量のほうが圧倒的に多いです。わずかなアウトプット活動ですが、それが英語の習得の精度をあげているように感じます。第二言語習得論の研究者のSwainによると、アウトプットには二つの効用があるとしています。1つ目は仮説検証です。自分の話している英語が正しいかを、話している相手に伝わっているかを確認することです。2つ目は、英語の知識とその知識を使える能力の間のギャップを知ることにより、インプットの質が高まると考えられています。結論として、やはりインプットが重要ということになります。

文法だけ完璧にすれば、ナチュラルな英語が書けるかという問いに対し、私はNoと答えます。基礎文法は重要ですが、文法を知っているかと言って、きれいな英文は書けません。文法的に正しいように見えて、不自然な英語が生まれてきます。多読をして、大量に理解可能なインプットをしましょう。