都知事選に立候補している田母神は、昔の自衛官時代に論文が問題になって辞めさせられたたわけだが、一回、違反か何かで捕まってまた性懲りもなく都知事選に出てきて、往生際が悪くて見苦しく、いい加減にしとけよと思った。似たような思想の人物で、私が昔通った東進衛星予備校の世界史の荒巻豊志なんかも、日本は悪い戦争はしていないとか、授業中に話が脱線しまくって、世界史なのに何で日本史の話になってるんだよと思った。荒巻も中川八洋みたいにフランス革命を憎んでいて、授業中にやたら貶していた記憶がある。王様は悪くないのだそうであるが、笑ってしまった。歴史を教えるのに、荒巻のように右翼思想(左翼も)と自分の好き嫌いを持ち込んで教えることは、完全に自分の主観が入り、特定の史観に立って教えていることになるのであって、客観的な視点で教えるべきなのである。それが分からないなら、歴史など教えるべきではない。荒巻は、フランス革命前のアンシャン・レジームと絶対王政の時代が良かったとでも思っているのだろうか。そんなバカバカしいことを思っているなら、世界史講師には不適格である。社会主義が挫折したからその時代の反動で田母神や荒巻のような阿呆ホシュが世の中を席巻するようになったが、今度は彼らが挫折する番であり、彼らの天下などもうすぐ終わるだろう。現に田母神も、世間ではもう終わった過去の人と見なされて、誰も注目していない。そんな人物に期待するのは、世間広しと言えどもネトウヨと一部くらいだろう。