だいぶ離れて歩いて、疲れてきた。暑さで汗だくだくである。日本にいては、恐らく8月の真夏に長時間出歩くのでない限りこれぐらい歩いただけでここまで汗かくことはないだろう。午前中でもそうなのだから、午後になったらもっと大変だろう(その懸念は後に当たることになる)。こちら側では、昨日の夜にホテル西側へ歩いた時のように韓国料理店がなかった。向こうの方には、何軒かあって、韓国人が多いのかも知れない。フィリピンでは、韓国人が経営してる語学学校も結構あるらしいから、それもあるのだろうが、フィリピンではK-popが人気だと聞いたし、まだ韓国人が人気があるらしく、韓国というのは嫌われている率が高い国が多いようなのでフィリピンは少し違う所である。中国系の店も少しあって、中国人もいるのだろうが、中国とフィリピンは領土問題を巡って対立しているので関係が悪く、フィリピンは韓国から戦闘機を買ったりしているのでそちらとは関係性が良いようである。とりあえず、広い交差点付近に差し掛かって、ここら辺でホテルに一旦帰ることにする。もと来た道を戻って行くと、銃砲店があった。拳銃の写真があって、ガラスケースの中に銃が並んでいる。やはりこの国はアメリカほどではないが銃社会なのだ。ホテルそばの交差点は、やはり渡るのが怖い。さっと、車両の間をぬって渡ったが、車両も素早く曲がってきて早く渡らねば事故になりそうである。フィリピン人は、信号のない場所でも間をぬって渡るのだから、あんな危険なことよくやるなという話だが、現地の人にとってはあれが当たり前なのだろう。ホテルに戻り、ガイドブックを開いて観光名所について調べる。サン・ペドロ要塞と、マゼラン・クロスと、あと有名な教会があるらしいので、フロントでタクシーならコストがどれ程かかるか聞いた。約1500ペソだった。ホテルの入り口の係員にタクシーを呼んで貰い、いよいよ出発。先ほどの道路を走り、さっきの広い交差点の所から脇にそれた。その辺りからはビルもわりと建っている。しばらく走って、マゼラン・クロスにまず到着。広場のようになっていて、真ん中に石造りの建物が建っていて、中には観光客がいる。碑文のようなものがあり、写真撮影。建物の周りも綺麗な感じで、フィリピン国旗が多数立っている所がある。次に教会へ向かった。こちらは市場が周辺にあり、観光客もより多く活気があった。中に入ると、大きな礼拝堂があり、ステンドグラスがある。中を写真撮影。キリスト像や、キリスト教絵画が飾ってあった。外には、キャンドルが多数立てられている台があり、炎が灯っている。キャンドルに、炎を灯して置いておいた。最後に、サン・ペドロ要塞へ向かう。石造りの要塞で、それほど高さや大きさはない。中は、広場のようになっている。古い大砲が置いてある。写真撮影した。日本に帰って現像したここの写真は、とりわけ綺麗に撮れていた。タクシーでホテルに戻る。料金は1500ペソちょうど。 (続く)