まずは、空港で日本円からフィリピンペソに45000~50000円ぐらいを両替。以前はそれだけ出したら20000近くは行けたらしいんだけど、今は円安でそれぐらいになってしまっている。フィリピンペソに対してもそれとか、いかに日本円の価値が下落してきているかよく分かる話である。荷物を預けに並ぶと、ほとんどフィリピン人ばかりで日本人などほとんどいないので少し緊張した。荷物は、一旦マニラで受け取りそこで再びセブに送らねばならないそうな。旅行代理店で聞いた話では、直接セブに届くって言ってたぞ😒。最初から、想定外の事態である。フィリピン航空の飛行機に乗ると、これがまた揺れる。子供が泣き叫んで、私も少し気分が悪くなってきた。このまま飛行機が墜落して海の藻屑と化すのは嫌だな(笑)。それにしても、人類の祖先はよくこんな大海原を超えて日本やフィリピンにまでたどり着いたものである。飛行機の揺れも収まり、3時間ほどでマニラへ。この空港でセブ行きの飛行機にトランジットになるのだが、ニノイアキノ国際空港は世界的に見てもすこぶる評判が悪い。乗り継ぎにはターミナル間の移動が必要なのだが、それが空港のバスやタクシーで一旦外の車道に出て、一般道を走って移動するのである。それにネットで調べたら出発前にスマホで入国用のフォーマットを入力して、機内でも入国用のカードとか書くとか載っていたのだが、そんなのも全くなく、何のチェックもなかった。かなりいい加減な国な気がした。乗り換えの場所とかが分からないので、空港の係官の表情が固いオッチャンに、怖そうだが英語で聞いてみた。まずは乗り継ぎ用の航空券入手しろみたいなことで、そのカウンターに行き航空券を入手。まずは荷物を受け取らないといけないのたが、これが出てくるのが遅い。しばらくして荷物を受け取りバスへ。マニラはその時大雨と雷でした。道は渋滞していて、バスの運転手は英語、タガログ語で舌打ちしている。ようやくターミナルに着いてゲート近くへ。空港の係官かと思って近くの兄ちゃんに時間を聞いたら、どうもカード会社の人間らしくカード作らんかねって言うので「No problem.」と答えてさっさと逃げた。ゲート付近では、スチュワーデスが飛行機の離陸が雨で遅れているらしく、アナウンスばかりしている。おいおい何をやっとるんだね君達は、と言いたい所だが、ここが混沌と混乱と無秩序の国だと気付いてしまったので、言っても仕方ない。果たして、セブ島に辿り着けるか
?  (続く)