こんにちは。
今日の
イタリアワイン記録は「CHIANTI CLASSICO RISERVA RANCIA Berardenga 1993」です。
トスカーナのワインです。
生産者はフェルシナ。
フェルシナは、1966年にトスカーナ州内陸部、フィレンツェとシエナに挟まれたキャンティ・クラッシコ地区の中でも、最も南に位置するベラルデンガの地で創業しました。創業者はドメニコ・ポッジャーリ氏。
当時、多くの生産者は安価なワインの大量生産志向となっていましたが、高品質なワイン造るという想いを貫いていました。
1983年にはフラッグシップである「フォンタローロ」とキャンティ・クラシコの最高峰の1つであるこの「ランチャ」をリリースし、世界の注目を集めることになります。
畑の多くはキャンティ・クラシコの境界線すれすれに広がるベラルデンガという土地で、キャンティ特有の石灰質土壌に加えて砂混じりで柔らかく暖かい土壌が入り混じっています。
色は深い紫色。
赤や黒の果実の香りに加えバニラのフローラルな香り。
豊富なスパイス感、鉄・ミネラル、フェンネルなどのハーブなど濃縮感ある果実味。
ストラクチャーは力強い中にきれいなミネラル感、コーヒーやハーブ、トーストのニュアンスと力強いタンニンが感じられます。単一品種とは思えない複雑さと上品な深み、バランスの良さがあります。
ランチャの初リリースは1983年。
単一品種にこだわり、サンジョヴェーゼ100％の最前線をひた走る「フェルシナ」の
キャンティ・クラシコ・リセルヴァ。その中でも単一畑のランチャ畑のサンジョヴェーゼです。
「ランチャ」は1983年のリリース当初からサンジョヴェーゼ100％で造られていましたが、この時はまだキャンティ・クラシコとして名乗ることは出来ませんでした。
1996年の法改正以降はサンジョヴェーゼ100％で造られるキャンティ・クラシコが認められるようになりましたが、当時は白ブドウのブレンドが法的に義務づけられていたんですね。
【ＤＡＴＡ】＜ラベルシート裏面に当時記載していた情報です＞
ワイン名：CHIANTI CLASSICO RISERVA RANCIA Berardenga 1993
生産者：Felsina
地域：Toscana DOCG
Cepage：Sangiovese 100％
ALC：記載なし
値段：記載なし
インポーター：記載なし
飲んだ日時：記載なし