おはようございます。
今日のイタリアワイン記録はトスカーナのワイン。「CarmignanoDocg 2000」。
生産者はVilla Il Poggioloです。
今でもそうですが、当時はトスカーナのワインが好きで盛んに飲んでいました。「僕の血はトスカーナのブドウで出来てる」なんてどこかで聞いたようなことを言ってたっけ・・・。
このブログの名前にもなってますからね。実はそこから採用してるんです。トスカーナ、素晴らしいところですよね。
さて、トスカーナ。州都はお馴染みフィレンツェです。
本来なら今頃から観光シーズンで綺麗な景色が見えるんでしょうけどね。
この「カルミニャーノ」ワインの産地はトスカーナの中でもあまり有名な地域ではないかも知れません。だからカルミニャーノは、あまり知られていないDOCGの1つなんです。そのDOCGの名前の由来となったカルミニャーノ村は、フィレンツェの西20 km(12マイル)にあり、四方を山に囲まれた丘陵地帯。この土地の作物の生育の良さは古くから知られており、約3000年前から農耕が営まれているそうです。3000年前とは凄いですよね。
カルミニャーノのワインの特徴としてはトスカーナで広く栽培されている品種のサンジョヴェーゼ種を主体に、カベルネ種やカナイオーロ種を合わせて造られています。
これにはエピソードがあって、
1533年にメディチ家のカテリーナが、後のフランス国王アンリ2世に嫁いだことで文化交流が生まれ、フィレンツェにボルドータイプのワインがもたらされるんですね。
このワインをたいそう気に入ったメディチ家が、当時すでに良質のワインとして知られていたカルミニャーノワインにカベルネ種を合わせてつくることを命じた。これが、イタリア在来種に外来種であるカベルネ種をブレンドするカルミニャーノのスタイルの始まりとされている。その後の、「スーパータスカン」にも繋がる流れかもしれませんね。
色は濃いガーネットの縁のあるルビー色。香りは非常に強烈で、持続性があり、フルーティー、スパイシー、ブルーベリーとブラックベリーのジャム、黒胡椒、タバコなどの香りがします。味わいとしては辛口ですが、かなりフレッシュな風味と程々なタンニンがあり、持続性もあり、心地のよい苦い後味があります。
【DATA】
ワイン名:Carmignano Docg 2000
生産者:Villa Il Poggiolo Cianchi Baldazzi
地域:トスカーナ州 DOCG
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ75%+カベルネソーヴィニヨン15%+カナイオーロ10%
ALC:13%
購入:8750円 六本木ヒルズクラブ
インポーター:ワインウェイブ
日時:2007/2/27