おはようございます。
僕がイタリアワインにはまってた20年前頃、「日本は温暖化してきてるので、外資が長野県あたりの南側を向いた斜面で寒暖差のある土地をブドウ畑用に探している」なんていう話を随分聞きました。
その時に「今から日本のワインを飲み始めると面白いな」と思ったのを覚えています。勝沼のブドウ畑には毎年行きますが、日本のワインを飲むようにはなりませんでしたね・・・。だから、日本のワインには詳しくないのです。
そんな中で当時飲んだ一本がこれ。「長野シャルドネ 2006」。
メルシャン・勝沼ワイナリーの製造です。今は長野の上田に椀子ワイナリーがありますから長野県で収穫されたシャルドネで醸造してるんでしょうね。なめらかな口当たりの中にもコクを感じられ適度なミネラル感で味わいのバランスがとても良いワイン。
色は輝きのあるイエロー。軽く甘いパイナップルや黄桃のようなトロピカルな華やかさ、黄色い果実の香りやレモンやライムといった柑橘の香りが感じられます。さらに仄かに感じるバニラなどのオーク樽由来の香りが穏やかに全体を包み、調和させています。後から酸味を少し強く感じます。さらに出汁ぽさや塩味も。日本のテロワールをよく表現していると言うことなんでしょうか。
【DATA】
ワイン名:長野シャルドネ 2006
生産者:メルシャン
地域:勝沼
ブドウ品種:シャルドネ100%
ALC:12.5%
購入:2100円 メルシャン軽井沢美術館にて購入
インポーター:
日時:2008/6/14